あっぷる収録記:その10
米無しならではの利便性!
今回は何か「春らしく華やか系の料理を」という事で米無しパエリアのツァルツェラとなった。 文字通り発音しにくい名前なので「パエリア?」という料理名でどうかと提案してみたが、タイトルにクエスチョンマークがついているのもどうかという話になり原題ママとなった。
さて本番当日。
パエリアパンは普段愛用しているものを持参していたが、事撮影となれば差し替えも考慮して最低2つの同種鍋が必要となってくる。
ところがパンはひとつしかない。
そこで盛付撮影時だけにパンを使い、実際調理する際は別の耐熱皿を用いる事に。 ところが皿の径がいささか小さく、材料全てを使ってしまうと盛り付けられない事案が発生。
エビ、イカ、アサリ共大振りであった事もあり、緊急対応を強いられたがこれもまた、生放送であるが故の楽しさであろう。
この料理、味は失敗しようがないので工程的には問題なかった。 簡略化の為、魚のフライのかわりに板かまぼこを用いたのだが思いのほか全体が「ちゃんぽんの具」的様相を呈してき、このままスープを注いで麺を煮て、海鮮ちゃんぽんにでもしたら旨かろうなと思いながら調理をした。
食べた後に空いた器で麺やご飯を炒めて食べると〆になる上、出来立てのツァルツェラをご飯に乗せたら楽にパエリアともなる便利な一皿である。
この料理に必須のレモンも、フランス式の切り方を紹介させていただいたのだが、いざ放送を見てみると、カメラのアングル的に微妙にわかりにくく反省した次第。
いやはや何事も勉強ですなあと。