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昨晩は結構なカミナリでさぞ皆様驚かれた事かと思います。 かくいう私もそうでして、やれ夕食の準備にかかろうとキッチンに向かい、窓を開いたとたん「ッザー」と雨は降り始めまして。
もう「待ってたぞ」と言わんばかりのタイミングで、しばらくは、妙にに大きなその雨粒を、じっと眺めておりました。 カミナリはまだ遠いようです。
おかしな天気で小一時間ジャンジャン振ったら雨も雷も止んだので、しかも晴れ間すら現れたから腹減らしに散歩へ出かけたのです。 やけに山々は霧っぽく、走る車は皆、まだ夕刻だというのにヘッドライトを点けておりました。
木の枝がキラキラ光を反射しています。 近づけばクモの巣でした。 小さな滴が糸へ数珠つなぎになっていて、まるで幾重にも重ね付けされた真珠のネックレスみたいになっています。
はて、見渡せばあちらこちらにクモの巣は点在していて、どれも皆同じように雨粒を蓄えキラめいています。 大きな巣では、水の重みで少したわんでいるものも。
なんだか自分が大銀河団の中を歩いているような気分になったきて、気がつけば一時間近く歩いておりました。 夕食の仕上げ間に合うかなあ。