フランスはこうして出生率の回復に成功した

ウチには子供が4人います。 皆大きく育ってくれて、周囲の環境にもホント感謝しております。
例の保育園落ちた問題、衆院予算委員会の答弁をたまたま見ておりまして「確認しようがない」とはツライなと思いました。
こないだ読んだ出口 治明さんの『人生を面白くする 本物の教養』に、フランスが出生率を回復させた話がありまして大変興味深いものでした。
シラク三原則
- 赤ちゃんを産んでも経済的に困らないよう手厚い給付を実施します。 産みたい時と、経済力のある時が必ずしも一致するわけではないので、そこは社会責任で埋めましょう。
- 子供のいる女性が働ける環境を作ります。 保育所を完備して待機児童をゼロにします。 最初の一年間は給料の全額を補償します。
- 子育てで最長三年間休職しても、職場にずっと勤務していたものとみなし、元の役職に戻れる処置を実施します。 人事評価にも影響しません。
フランスの伝統文化を守るには、フランス語を母語とする人口を増やさなければなりません。 文化とはつまり言葉です。 女性が生みたい時に産める環境を社会の責任で整えねばならないのです!
なるほどー。
フランスは子育て支援にGDPの3%を割り当てて、10年で出生率を1.6から2を超えるレベルまで上げたそうです。
日本の出生率
日本の出生率って昭和22年の第1次ベビーブーム期は4.3!を超えていたんですって。 直近平成26年は1.42で、平成17年の過去最低1.26からすれば微増している次第です。
人口は国の基本的な力の源でありますから、国を挙げて対策とらにゃならんのです。