高橋由一の「鮭」風「鯵」
だいぶ涼しくなってきたので、このところ寒風干しを量産している。 立派な鮭一匹へ丹念に塩をすりこんで干し、熟成させたものを作ってみたいのだが、肝心な鮭が手に入らないので、もっぱら鯵でこしらえている。
軒先に干からびた鯵がズラリと吊るされた光景は、はたから見れば一種異様ものだろうが、こちらはいたって真剣に、旨さを楽しみたいがためだけにコツコツ作業をしているのだ。
出来具合を確かめるために一本とりこみ、炙ってつまんでみる…いい塩梅。
魚を吊るす方法は色々考えられるが、私は高橋由一の鮭にちなんでいる。
画をまねて、身の一部分を切り取り、少し離れて眺めてみた。 じっと見つめていると、この鯵もなんだか油絵のように見えてくる時がある。 鯵だと小さくて迫力がないが、鰹で作ると絵になるだろうなあ。 いや、いつかは10キロオーバーの寒ブリで寒風干しをこしらえてみたい。
残念ながら画は描けないから、写真で残すほかはない。
うわぁ、ほんとに高橋由一の鮭ですね!
今年は私も干物、寒干し豚バラなど作ろうと思ってます。
「寒干し豚バラ」旨そうですね!