子どもたちよ!
子供たちの近況を。
次女
毎朝満面に笑みを浮かべながら起きてくる。 慌しい時間だが、それを見るのがとても幸せだ。 ありがとう。 しかし、近頃朝から顔がムクんでいるのは何故? たぶん寝る前にグズメソしているからかもしれない。 是非ムクんでいない笑顔を!
次男
またの名をコメオという。 先日、おとなしくカールをひとりでムシャついていた彼は「なんかでてきたー」と走ってきた。 見てみると、いつもの「のノ字」型のカールではなく、カエルのシルエットを持つカール、通称カエルカールを引き当てていたのである。
本物だよあんたは。
長女
授業参観にいったら、子供たちの「言葉遊び」が貼り出されていた。
- A子ちゃん「さくら さいたよ さしすせそ」
- B美ちゃん「らっぱ うるさい らりるれろ」
- 娘「ささみ おいしい さしすせそ」
やっぱ食いもんなのねウチの子。
長男
「あのさあ、シートンって知ってる?」
唐突に聞かれたので「検索してみたら?」と答えたら一生懸命カタカタとキーボードを打った。 只今ネット検索修行中の長男。 自分の知りたいことは瞬時に、ある程度の情報を得ることができるという世界にいることを実感する日はそう遠くない。
どうして息子はシートンに興味を持ったのか? 理由は学校でもらった一枚のプリントだった。 感慨深い話だったので、以下丸のまま記す。
子リスと母ネコ
あの「シートン動物記」を書いたシートンが、まだ子どもだったときのことです。
シートンが、友だちと森の中で遊んでいると、1ぴきのアカリスが、かれ木のあなにとびこむのを見つけました。
「よしつかまえてやろう。」
見たとたんに、シートンたちはみんな、同じことを思いました。 みんなは、かれ木をぼうでたたいたり、ゆすったりして、リスをあなからおいだしたのです。
すると、かれ木はたおれて、リスはそのしたじきになって死んでしまいました。
あなをのぞいてみると、中には、4ひきのまだ目もあいていない子リスが動いていました。 みんなはおどろきました。 そして、自分たちがしたことをこうかいしました。 母リスがいなくなれば、子リスが育つはずはありません。
どうしたらよいかこまって、みんなで、子リスたちを、なやのおけの中で赤んぼうを生んだばかりの母ネコのところへつれていくことになりました。
「いいかい。 おけの中におくよ。」
すわりこんだシートンは、みんなにあいずをおくって、そっと4ひきの子リスをおきました。 母ネコは、はなで子リスのにおいをかぎました。 そして、ぺろぺろとやさしくなめ始めたのです。
シートンたちはじっとしたまま見ていました。 こんどは、母ネコが子リスを引きよせて、自分のおちちをのませました。 母ネコはきっとさびしかったのでしょう。 生まれた子ネコのうち何びきかは、もうすでに死んでいたからです。
母ネコはいっしょうけんめいでした。 でも、やはり子リスは何日かのうちに、死んでいってしまいました。
シートンは、死んでいる子リスを見るたびに、自分がたたかれている気がして、なみだが出てくるのでした。
シートンは、そのときの気持ちを、いつまでもわすれられませんでした。