コメオ
次男と釣りに行った。
ノドが乾いたというので、自動販売機に連れていった。 お金を入れて、好きな飲み物を選ばせた。 彼はお茶のボタンを押した。 落ちてきたボトルを拾い上げ、また釣りの続きに戻ろうとしたのだが、変なことに気がついた。 買ったあともまだ、自販機のボタンが光ったままだったのだ。 「あれ?」
もう一度ボタンを押してみたら「ガタン」とまた落ちてきた。 「この自販機、ぶっ壊れているのでは?」 昔、手を突っ込めば際限なくジュースが落ちてくる自販機が、山の中腹にあった。 この自販機も、もしやその類では・・・。
と懐かしみつつ落ちてきたジュースを手にとると、それは「当たり」の景品だった。
次男はくじ運のいい男だ。 その本領は、町内夏祭りで発揮される。 彼がくじを選ぶと、ことごとくお米が当たるのだ。 見ていると、さほど高確率でお米が当たるものでもない。 第一そんなにお米ばかりを当ててしまえば、くじ引き自体が破綻してしまうだろう。
皆が引き当てるのは、せいぜいティッシュ箱だ。 ところが次男は、3年連続で、お米を当てているのだった。 次男のくじ運のよさは、おばさん方に知れ渡り、中にはくじ引きを次男に託す人まででてきた。
そして皆は親しみと羨望を込めて、彼のことを「コメオ(米男)」と呼ぶのだった。
今回の当たり中には、腕時計が入っていた。 次男が人生において初めて手に入れた腕時計は、当たりによるものだった。
私も子供の頃、福引すごい強かったですよ(笑)
子供の頃に運を使い果たしてしまわないかと不安でしたが、大丈夫でした。今でもかなりラッキー人生です。
ただ、「くじ運」は使い果たした感がありますが・・。
アミュ・夢彩都・浜の町・・・福引のときにコメオくんをお借りしたいっ。
ラッキー人生なによりです。 アミュ、夢彩都、浜ん町、この辺は彼の管轄内ですね。 効力発揮しますよ。 「コメオ代引きサービス」を大々的に展開しようかと思案中です。