しゃぶしゃぶのハズが・・・
しゃぶしゃぶで飲んでた。
カミさんは次男と次女を連れて友達に会いに行っている。 家に残るのはオイと長男、長女の3人である。 2人は早々に夕食を済ませ、好きなことをして遊んでいる。 オイはようやく席につき、とりあえずオクラの天ぷらでビールを飲んだ後、しゃぶしゃぶにとりかかったところだった。
しゃーぶしゃーぶしてタレに浸し、口を思い切り開いてくわえこもうとしていると、 折り紙に集中していた娘が駆けてきた。 「一緒に折り紙をしよう!!」と。
マジっすかこのタイミングで。 ひとりしゃぶしゃぶのひとときが・・・でも断れない。
娘は折り紙の束を手に持っている。 これだけの量あれば一晩中折り紙しても事足りますね、へへへ・・・はぁー。 「まーずーはー、ようふうしゅりけんを作ってください」と言う。 知らんそんな折り方。
娘の折り方をマネしながら折りはじめた。 「こーこーでー、ひっくり返して折ってください。 そーそーそー!」と、ノセられながらせっせと折る。 目の前では、ダシの張ってある鍋から湯気がもうもうと立ちのぼる中、しゃぶしゃぶせずに折り紙をしている。 ようやく手裏剣を折ることができた。
「やった、手裏剣できたよね、じゃあ、オイしゃぶしゃぶ食べるから!」とキッパリ、で、スッキリ!する予定だったがそうはいかないのが娘(息子だったらよく飛ぶ紙飛行機を作ってあげればそれで満足して去ってゆくだろう)。
次は「いつもと違うパックンチョ」を折るらしい。 どうしてこう、聞いたことがない折り紙ばかり折るのだろうか。
「今一番好きな折り紙作ってみて!」と振ってみた。 「いいよ!」と乗ってくれた。 しめた!娘が集中している間にしゃぶしゃぶができる。 すかさずヒラヒラ、そして2、3杯空ける。
やけに早く折りあげてしまった。 パッと見、何の折り紙かわからない。 聞いてみたところ「いちごキャンディー」になるそうだ。 あー、なるほど、ここがいちごでこれが棒なワケね。 へぇー。
娘は得意げに、それを本物のようになめるマネをしているので、あわせてオイも同じようにしてみたら、「いやいや、これ紙だから食べられないよ」とバッサリ鋭く切り捨てられた。 そこは「ね、美味しいでしょ?」ではダメだったのか。
あるある。
初めまして。
なんて素敵な家族なんだー!と、いつも楽しく拝見させて頂いております。
長女ちゃんの折り紙、いつもみたいに写真で見たかったな♪
私も姪っ子ちゃんと遊んでいたら、赤い折り紙でチューリップ?のようなものを渡されて、「はい、ホットケーキ。」とプレゼントされたことがあります。
子どもって本当にかわいいですよね。
「いやいや、これ紙だから食べられないよ」ってところがまたステキ。
折り紙、撮影したかったのですが、カメラを取りにいく気力が残っていませんでした。 こんなときにかぎって手許にないんですよねカメラって。 切れ味鋭い毒を吐くことのある長女は、カミさんからも警戒されています。