マグロん目ん玉
買い物中、見慣れぬ冷凍物体があった。 手に取るとそれはマグロの目玉だった。 2個入りで200円。 買うしかない。
醤油とみりんで甘辛く煮ると美味しかろうね。 大根と煮ようかなと。 2週間前から作り置きしているかえしをベースにグツグツ煮た。 ちなみにかえしは作っておくとあらゆる和風煮込みに活用できてオススメ。
目ん玉には目がない。 とりわけ鰤大根の目玉には目がない。 マグロの目玉は鰤の5倍はあると思う。 目のない食べ物がいつもの5倍の大きさで目の前にある状況は、幸福意外のなにもんでもない。
アツアツにかぶりついたらドロリと溶けて旨みが広がる。 時折シャクシャクした部分があるのは筋肉だろうか。 ゼラチン質とのバランスが絶妙。
食べ進むにつれ、目玉の固く透明な軟骨がズルリと抜け出してきた。 これはさすがに固くて食えないがしかし、その中心にある真っ白い目ん玉自身には表面に肉がある。 それをこすりとって食べる。 おいしすぎる。 瞬く間になくなってしまった。
でもまだもう一個あるんだよねこれが、だって2個入りの目玉なんだから。 嬉しすぎる状況。
酒が飲めて仕方がない。 「母さん、もう一本持ってきてよ酒」
なんでも、良くご存知なんですね。
私と年齢、あまり変わらないのに、なぁ。
目ん玉はどこで入手されました?
場所を教えていただけないでしょうか?
食い物に関してはムキになっています。