注射ギライ
注射が大嫌いだ。
注射が好きだという人もなかなかいないと思うが、そもそも体に針を刺す行為自体が我慢できない。 腕に刺される針を直視できない。 針で注入しなければならないものなのか、飲むとか表皮から浸透させるという代替策はどうしてもできないものなのか。
子供たちはインフルエンザの注射を年に数回、定期的にやらねばいけないらしく、熱があるとその注射ができなくなるもので注射予定日の数日前から体調管理を徹底しておかねばならない。 注射のくせにいちいち注文をつけてくる所も腹が立つ。
3人の子供のうち、オイに似て注射が嫌いなのは長男だ。 長女、次男は「どうってことない」という態度で事なきを得る。 「どうってことない態度」をとれること自体理解しがたい。
長男の注射の日だった。 いちいち子供が針を刺される瞬間を見たくはないが、保護者として付き添っておかねばならない。 カミさんは他の子供たちを連れて買い物中。 待合室にいる間、長男は落ち着きがない。 今日は注射の日だということを知っているからだ。 逆の立場だったら、オイもきっとそうなるであろう。
注射がニガテな大人から、注射ギライの子供へひとつアドバイスを。 いよいよ注射を打たれる寸前になったら、とにかく注射そものもを見ないこと。 看護婦さんの顔でもじっと見ていればよい。 腕に脱脂綿でアルコールかなんかを塗られ、少しひんやりしてきたところでより一層恐怖感が増すが、とにかく看護婦さんの顔でもじっと見ていればよい。
腕がひんやりしたら即、注射をされる反対側の手で太ももの肉をつねる。 チョット痛いぐらいつねっておく。 そうすると注射の痛みは感じない。 というか、針を刺される痛み自体は大したことはない。 肉に針が刺さる場面を見なくても済むように、気を散らすわけである。
という風にアドバイスをした。 息子は無言のままうなずいた。
アドバイスにより、息子は無事、ベソかくことなく注射を終えた。 今回息子に代わり、その瞬間を見届けた。 大した注射されっぷりであった。
と、次の瞬間、小柄でいつも優しい先生が、素っ頓狂な声をあげた。 「はぁれぇ!?」
先生の説明によると、注射でインフルエンザ予防ワクチンを注入している最中に、注射本体と針がはずれてしまい、液漏れをしたらしい。 よって、半分のワクチンしか体に入らなかったので、もう半分を今すぐ打ち直すとのこと・・・。
息子よ・・・・・・・。
変な空気に子供は敏感なので、間髪入れずに処置するべきだと感じたオイは、すぐさまハイさっそくオネガイシマスと先生に伝え、先生は間髪入れずに注射をしなおした。 息子本人にはこれといった説明はしない。 ヨーシヨシヨシ、ハイハイハイハイハイ・・・と、まるで動物とたわむれるムツゴロウ氏を彷彿とさせる雰囲気の中、2発目の注射は打たれた。 その間ずっと息子は注射の針を、腕を見ていた。
ドサクサにまぎれて注射をすると子供は恐れない。
あとで息子に詳しく話しを説明すると「ふーん」ということだった。 注射は全然痛くないし怖くないと思ったと言う。 息子は注射の恐怖を克服したのだ。
ちなみにもしオイが注射を打ち直しするハメになったとしたら、決定した瞬間、キッパリとお断りさせていただく。
※本年は更新終了です。 また来年、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ズッポンバッコン大掃除
もういくつねるとお正月。 大掃除を仕上げてしまわねば。
家中を一日で掃除してしまうことはできない。 師走あたりから時間にゆとりのあるときにコツコツと続けてきた大掃除は、もはや終盤を迎えた。
玄関、ドア、下駄箱の上、トイレ、キッチン、風呂、ベランダ、庭、リビング、寝室、その他部屋諸々・・・全部キレイになっているはずだが、いちいち散らかしてくれる人間がいるのであまり効果が見えにくい。
物があふれていたので思いきって捨ててやった。 子供のおもちゃ、靴、衣類、その他捨てるにはしのびなく、いつかは役立つかもしれないとのけておいた物たちを全部捨てた。 スッキリした。
雑誌がやけに多かった。 お気に入りの記事が1ページでもあるとなかなか捨てられないものだがどうしても必要な部分だけ切り取り、捨てた。
引き出物系の食器をドッサリと捨てた。
タンスを隅々まで覗いてみると、どう考えても着ないようなTシャツ、スウェットがわんさか。 ハサミで適当な大きさに切り分けて雑巾代わりに活用し、汚れまみれになったところで捨てた。
実際家の中が片付いていくわけだがそれよりも、頭の中がスッキリしたようだ。 掃除はすべきである。
ひとつスッキリしないのは、トリセツである。
取扱説明書は無印のクリアファイルにまとめて整理しているが、その量がパンパではない。 20ページのファイルが15、6冊。 一体何の説明書なのだ。
ひとつひとつ取り出してみると、不要なトリセツがずいぶんとあるようだ。 とっくの昔に買い換えた電化製品の説明書がはさんであったりする。
(more…)アドヴェントカレンダー全開
この12月、子供たちは寝起きがよかった。 毎朝起きてすぐに開くことに決めたアドベントカレンダーのことが楽しみでしかたがなかったからだ。
ついに今朝、アドベントカレンダーは全開した。 無印のものは、まさにその形通り、予想通りの図柄が現れた。 もうちょっとなんちゅうかこう・・・とも思ったが、たぶん無印的には「この白いツリーに自ら絵を描いたり色を塗ったりしなさい、自分色に染めておしまいなさい!」という考えがあったのかもしれない。
さ、家に帰ってローストチキンを焼こう。
どん兵衛 べっぴんうどん
べっぴんうどんのCMを見てすぐに買いに行き、食べた。
封を開けると何の変哲もないいつもの見慣れたどんべえの麺があらわれた。 ように見えたが、若干いつもより麺のくねりが少ないようにも思える。 粉末スープをぶちまけて、お湯を注いだ。
フタを開けたらたぶんそのフタにあるようにツルツルモチモチなストレート麺が現れるはず。 「ベリッ」フタをめくる。
現れたのは、一見何の変哲もない、いつもの見慣れたどん兵衛の姿。 全然ストレートではない、ように思えたが、いつもよりも若干麺のくねりが少ないようにも思える。
ススってみる。
いつもの味、食感であり、別になんら変わりないように感じられる、が、チョコットだけ麺が厚いような気がした。 何度ススってみても、チョコットだけ麺がいつもより厚いような気がした。
どん兵衛はすぐになくなってしまった。
公式サイトを覗いてみると「よりストレートでモチモチなべっぴんうどんになりました」とある。
言われてみればたしかに「よりストレート」になっていると思う。
大盛のべっぴんを作ってください。 ※CMによると販売開始したそうです(08/12/24追記)。 さらにぴんそばも食ってみた所、うどんよりも違いがわかりにくい気がした。
一人というのもなかなか・・・
カミさん、子供3人、今日はみんないない。
友人宅でクリスマス会をするとかで、オイだけ残して早々と出かけていった。 休日に家族抜きで過ごすのってかなり久しぶり。
さて今日は一人で何をして遊ぼうか。 そういえば「トレーニングデイ」を録画してたんだっけ。 一人だし、大音響で見てみるか。 うーんこの映画、いつ見ても面白い。 っていうか、自分が見たいと思った番組を見るのはかなり久しぶり。
腹減ったな。 人間ボーッとしているだけでも腹が減るものだ。 何を食おうか。 いつもの休みならば「スパゲッティミートソース!」となるところだが、誰もいないし、自分が食うためだけに作るのはチョットな。 うーん、サッポロ一番味噌ラーメンでも煮て食うか。
そういえばこの味噌ラーメン、ずいぶん値上がりしたものだ。 5袋セットで500円近くするのには驚いた。 ついこの前まで半額ぐらいじゃなかったっけ?
腹ごしらえもすんだし、次は何をしようか。 ハタでも揚げに行くか。 それとも、ツキオカにプラモデルでも買いに行くか。 さもなくば、コメリで色々物色してみるか・・・。 いずれもチョット気乗りしない。 今日は家の中で遊ぼう。
とその前に、山積みの洗濯物を洗っておこう。 しかしこの洗濯機、役に立たないんだよな。 なにが「P5」だったく。
どうしてこんなに絵本が散らばっているんだろうか。 なんだこの絵本の数は。 それもしょうがない、なにしろ三人の子供がそれぞれ保育園から絵本を定期的に買うようになっているそうなので、増える一方なのだ。 すこし処分しなければならんかもしれん。 本棚に整然と並べていく。
そういえば、この前本をいくつか買ってそのままにしてたんだっけ。 ヒナタボッコしながら読むか。 ベランダに転がる。 本を読みふける。 非常に静かだ。 至福の時、グー・・・。
寒くて目を覚ますと、すっかり日が落ちていた。
大して何もしないまま気が付けば夕方。 たまにはイイか。 と、携帯に着信がチラホラ。 カミさんからもある。 かけてみるとむこうは今から楽しい夕食が始まるが、そっちはどうするのだ、とのこと。 適当に食べると伝え、切る。
一人の夕食というのもさみしいものだ。 何を作ろうかと冷蔵庫を開けてみると、大したものはは入っていない。 いまさら食材を買いにでかけるのもアレだし、我が家の保存食群を総動員してつまみにしようか。 その前に風呂でも入るか。
どうせ一人だし、風呂上りに汗をダラダラたらしつつ、バスタオルいっちょ腰に巻いて、ビールを開ける。 もう今日は適当にいいでしょう。 そのままグラスにも注がずグビグビやる。
そのまま冷蔵庫からイカの塩辛を取り出してテーブルにつき、グビグビやる。 昨日作ったナムルがあることを思い出し、冷蔵庫へとりに行く。 同時にカラスミの切れ端や、ニンニクの醤油漬け、梅干、キムチ、スルメを取ってくる。 軒先にこの前作った干し肉がぶら下がっているのでそれもひとつちぎりとる。
何も言えないほど旨い。 酒を燗して炭火でスルメを炙って食う。 「近頃演歌が心地よく、歌詞がとても身にしみるのは年齢のせいなのか。」とか考える。 とっさにPCへ向かい、YouTubeに行き、近頃お気に入りの「前川清:長崎は今日も雨だった」と「森進一:襟裳岬」を聞く。 酒が入っているのでつい合わせて熱唱してしまった。 以前山崎まさよしが襟裳岬を歌っているのをテレビで見たがその番組名が思い出せない。
酒飲んでYouTube見るとキリがなくなるのでこの辺でやめておこう。
しかしカミさん一行は帰りが遅い。 何やってるんだろうか。 いい酒飲んだし、横になろう。 この際HDに撮りためた番組を整理してみようか。 爆笑問題のニッポンの教養、また姜尚中じゃないか。 再放送だったのかもうこの前見たよ。 姜尚中氏の声は静かで甘くて、眠くなってくるんだよな・・・。
酒と、電気カーペットのホカホカと、姜尚中氏の声でそのまま寝てしまった。
夜中に目を覚ますと、毛布がかけられていた。 寝室へ行くと、カミさん、子供3人は熟睡していた。 オイが寝る場所に息子がデンと転がっていたので、オイはその足元に転がることにした。 「だけんこっちに5枚って・・・」と息子が寝言を言った。 その後すぐ、オイは寝てしまったのだろう。
つわりでパスタ、うどん
カミさんはつわりがはじまると偏食をする。
母体を考えると、栄養バランスのとれた食事をしたほうがいいようにも思えるが、本人がどうしても食べたいっていうんだからしょうがない。
今日はパスタがよかったらしい。 中でもピエトロのがよかったらしい。 一人で食べには行きたくないらしい。 ついて来いということらしい。
もう3時過ぎだ。 こんな時間にパスタを食ったら晩酌する楽しみが減る。 十分腹をすかせておいてから飲まんとダメなんだ。
トマトソースにナスビが乗ったパスタとピザを注文するという。 昼飯はしっかり食ったハズなのに、どういうことか。 オイは軽そうなものを選ぼうとするが、選ぶのがメンドクサカッタのでたらこパスタにした。
カミさんが食った残りのピザを全部食べさせられた。 あしたはうどんが食べたいという。 楽しい晩酌の時間が減る。
アディダス:ROD LAVER
食器積重洗之図
食事をしたあとの食器洗いも、5人分となると大変な仕事だ。
マメに洗っておかないと、流しは食器の山で埋まり、調理どころではなくなってしまう。
最近作業効率化の為、食器の形を統一してみたがこれがよかった。 どんどん積み重ねて洗うことができるようになったのだ。 スポンジにたっぷり洗剤をつけて食器を洗い、次々に積み重ねていく。 もうこれ以上は積めないところまで積み上げてから蛇口をひねる。 水は頂上の器から滝のようにあふれて次々に洗剤を洗い流していく。 快感。 食器棚にしまうときも便利だし。
カットバン娘現る
絆創膏のことを近辺では「カットバン」「リバテープ」という。
なんでか知らないが、娘はカットバンがやけに好きで、ちょっとした擦り傷にはもちろんのこと、ケガをしていなくてもカットバンをペタペタ貼りまくる。
そう無駄遣いされてはホントに必要なときに困る。 度々注意するが聞かず、カットバンを隠しても、こっそり見つけ出してしれーっとヒザに一枚貼っていたりする。
たまに本当にケガをして、保育園で貼ってもらっている時もあるが、それもやはり趣味で貼っているのではないかと疑ってしまったりもする。
最近困るのが、自分の弟にベタベタ貼りまくることだ。 気がついたらもう、カットバンだらけにされてしまっていた。
娘的には、保育園の先生から自分が貼ってもらった時のイメージのようだが、あんまりだ。
カットバンはしばらく封印。
からすみ製作中
散歩中何気なく覗いた直売所にあったものは・・・からすみ!
ワイルドな手法でボラの卵に塩をまぶしている最中だった。
オイも是非ボラの卵でからすみを作りたい。 でもボラの卵が売ってないんだよな。