アディダス:ROD LAVER
下駄箱を覗くと山のように子供たちのスニーカーがある。
一体何人子供がいるのだと思わずつぶやいてしまうぐらいある。
子供の成長は驚くほど早く、ジャストサイズの靴を買い与えても、わずか2、3ヶ月で入らなくなってしまうほどだ。
もちろん、大きめに、大きめに買っているのだが、それ以上に成長しているのだ彼らは。
ヨメたちは子供の入らなくなった靴を友達の子供にあげたり、もらったりする。 どっちかっていうと、おさがりとして貰ったものが大半を占めるというが、そんなことはないと思う。 子供の靴ってかわいいから、つい買ってしまうという風に、ヨメ自身が言ってるくせに。
とにかく捨てるかあげるか、オークションに出品するかしないと、下駄箱に靴が入りきらん。 ゴミ袋を片手に下駄箱の整理をはじめる。
長男が生まれたときに買った携帯ぐらいの大きさのコンバースが見つかった。 まだ歩かないうちにかったので、ほとんど履いておらずキレイだ。 なつかしい。
ん、下駄箱の上にあるNBの箱の中は一体? 開けてみると、息子が小学校に入ったら履かせようと考えていたキッズ用の576ではないか。 21センチ。 今すぐ出して履かせないと、たぶん来年には履けなくなっているだろう。
お!オイが昔愛用していたアイリッシュセッターみっけ。 磨いてないからくすんでしまっている。 これから先履く機会があるのだろうか一体。
何々、なんだこの古びたスニーカーは。 ロッドレーバー・・・。
大分前に古着屋でつい買ってしまったロッドレーバーというテニス選手の名をつけられたスニーカーを発見。 ソールはすでに加水分解をおこしており、触れただけでボロボロ崩れそうだ。
下駄箱を片付けるハズが、つい懐かしい靴たちに見とれてしまって日が暮れた。