【レビュー】サッポロ一番 博多純情らーめん ShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん
量販店で買い物していてこのラーメンの袋を見たときはマジビビッタね。 私の大好きなラーメン店「ShinShin」監修のインスタント麺でないの!
ShinShinは並みいる強豪ひしめく博多のラーメン店の中でも三本指に入る程、個人的には気に入っている店。 食べてみないワケはない。
【レビュー】サッポロ一番 博多純情らーめん ShinShin監修 炊き出し豚骨らーめん
「ゆで時間90秒カタ麺」と袋に書かれているのでそのようにして、作ったのがトップの写真(ネギ筆者)。 まずスープを一口ススってみると、
「ぜんぜんShinShinちゃうやんコレ」というのが正直な印象。 そもそもShinShinの魅力はゆで時間90秒の固麺、なんかはどうでも良く、旨味にあふれているなのに不思議と臭みのまったく無いスープと、トッピングのキクラゲにこそある。
せっかく監修していただいたのだから、あのシュクシャクとした歯ごたえのキクラゲを、サンヨー食品さんがこれまで培ってきた技術をもって、かやくとして再現していただきたかった。
麺は某棒ラーメン並のストレートでしかもか細く誠にススりやすい。 どこのメーカーの麺なのかは忘れてしまったが、これと瓜二つのインスタント麺をかつて食べた事があるのを思い出した。
スープの味は、インスタントラーメンとしては美味しいもの。 だが何度も食べている本家の味と、舌がどうしても無意識に比較してしまうからアレ?と感じるだけであり、このアッサリクリーミーした感じの味はこれまでこの業界には存在しなかったかもしれない。
麺をススり切った後、どうしても替え玉したい気分になったので、だがそんなもの無いので代用として素麺を固めに茹でて引き上げスープへ落としてみると、逆にこちらの麺のほうが本家を彷彿とさせる「ゴワ」つき感があったのでぜひサンヨーさんはこの辺を麺作りに注力していただきたい。
お店の味をインスタントで再現するなんて相当難しいと思う。 しかし!その意気込みは消費者としてとても嬉しいのでこれからもバンバン開発してもらいたい。
仮にわずかな所でも本家と似通った部分があれば、それはラーメン好きにはこの上ない喜びとなるだろう。
こう作ればもっとShinShinらしくなる
このまま終わるのは何か悔しいので自分なりにお店の味に近づける工夫をしてみた。 まず丼に、ラードを10gばかり入れておき、その脇に付属のスープ類をあける。
麺は90秒と言わず60秒だけ茹でる事に。
そして乾燥きくらげはどこでも安価で手に入るので、それをあらかじめ水で戻して刻んでおき、丼に麺を流し入れて整列させるやいなやたっぷり乗せる。
たったこれだけで、随分ShinShinらしく仕上がるのでぜひ試していただきたい。
まとめ
- スープの味は本家と似ていると思えないが、それなりに美味しい。
- 麺は細め、かつて食べたどこかのインスタント麺のそれと似る。
- ちょっとアレンジしてやるといくぶん本家に近づく模様。
以上元・ラーメンマニアより。