【解決】PCが起動しない【Windows】

近頃めっきり老眼で、小型の画面の文字が見づらくて仕方なく、かといって老眼鏡を取り出して装着すれば解決するものの、それだともはやメガネをかけっぱなしの生活に陥ってしまうのではなかろうか、という懸念から極力頼らず生活している。
スマホはもちろん、ノートPCの画面ですら見づらいので、最近は仕事以外の調べものも、もっぱらデスクトップPCで行う事が多くなってきた。
今朝、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の背景を調べるためにデクストップの電源を入れたら、いつものようにWindowsの開始される画面がいつになっても表示されない。
何分待っても画面は真っ黒のままである。
おとといまでピンピンしていたPCなのに、一体どうしたというのだろうか……別れの挨拶もせずにもうおさらばなのだろうか。
二十年以上に渡るPCとの付き合いで、これほど唐突な異常というものに遭遇した事はなかった。 何かしらの不具合が発生する時は、必ず何かしらの前兆があるものだ。
ひとまず戸棚から鳩サブレーを一枚取り出しかじりながら、何かPCが不調になるような事を最近行わなかったかを考えた。
思い当たるフシがない。
お茶をススりながら突然☆になってしまったPCの筐体(きょうたい:機器の外側を成す箱)をためつすがめつながめていたら、見慣れぬUSBメモリが刺さっている。
このデスクトップは共用なので、おそらく家族の誰かが何かのデータを移す為に挿したのだろう。
ひとまず引き抜いてみる事に。
そしておもむろにPCの電源を入れてみると…何事も無かったように起動したのである。
つまり原因は、USBメモリを挿したままPCを立ち上げた事に由来するものだったのだ。
何故そんな些細な事で起動できなくなってしまうのだろうこのPCは。 試しに他のデスクトップPCにそれを挿して起動を試みると、普通に立ち上がる。
これはつまりどういった現象か?
調べてみると、どうやらBIOSのセットアップに起因するものの模様。
ただこの周辺をいじるとさらなる不具合を招く可能性もあるかと思う為、該当PCは、USBメモリを挿さずに起動させるというルールを家族内で共有したのだった、めでたし。