【焼鳥】渋谷 森本【うなぎ太巻き】
個人的に焼鳥最高峰
勇んで向かうも満席でいつまで待っても入れそうになかったので日を改めて開店早々入店シタ。
白い割烹着のおじさま方と紅一点 、テキパキ働くおばさまで構成されたチームの動きは絶妙、歴史の古さがうかがえる。
メニューを見てコースにするかと思案して、それぞれあまり変わりばえしていなさそうだったので一番お手頃なものを選択。
そしてまず運ばれてきたお新香の美味しい事!
なにこれ…これだけですでに飲める。
続々お客が来店し、あれよという間に満席に。
となりに座ったのはアジア系外国人のカップルだった。
彼らはメニューを見ながらアレコレおばさまに質問し、どれを食べようかと悩んでいるワケだが、私と同じお手頃なコースを選択した。
しばらくし、そのカップルは再度質問を始めた。
「一体3種のコースの何が違うのだ」と。
現れたのはリーダー格のおじさまで「中コースにはうなぎの太巻きが入る」という。
「うなぎの太巻きって寿司か?」というカップル。
「いや違う、太いウナギの串焼きだ」と答えるおじさま。
それを聞き逃さなかった私。
メニューを見直せば、たしかにその通りであるし、さほどコースの値段に差がない。
瞬間おばさまを呼び、その中コースに今から変更可能かと聞いて「大丈夫」という返事を頂いたので即ウナギ太巻きコースへ昇格させたのだった。
それを聞いていたカップルも合わせて「じゃオレ達も太巻きコースで!」と、今ここに変な連帯感が生まれたのである。
ウナギは国境の壁をも超える力を持っている。
次々繰り出される串はどれも最高に美味しくて、イチイチ説明したくない程。
ハス向かいにある人気と言われる焼き鳥やとはエライ違いである、コチラは本物だ。
ウナギの太巻きなんて、出てきてしばらく食べずに鑑賞したくらいである。
こんな旨い酒、久っさしぶりに飲んだ。
次回は是非、最上級コースでお願いしたい。
素晴らしいお店。