六千圓也
先日の停電により、家中の乾電池を使い尽くしてしまったので補給に出かけた。
なじみのホームセンターでしこたま買い込みいざ店を出ると、隣に100円ショップができており。 何気に覗いてみたのがキッカケとなった。
入店してすぐ、ミニ観葉植物が沢山並んでいた。 もちろん100円なのだが、サイズ感や種のチョイスにただならぬセンスを感じる。 さっき行ったとなりの店で大々的に売られているものと比べてもなんら遜色ない。
3つカゴに入れてしまった(おとなりの店はこちらで100円で仕入れて350円で売っているのではなかろうか笑)。
レジに向かうと、なんと目の前に乾電池が山ほど売られておりどれもまた1パック100円である(マンガンではあるが)。 もちろんカゴに入れた。
もはや買い気がついてしまい、店内を隅々巡回する事に。
キッチングッズも充実している。 トリコロール色をしたプラ製のフォークとスプーンが目について、撮影に使えるかもしれんと5セットずつ購入した。 変哲もないグラスがまたムダのないデザインで、意外とこういうグラスはありそうでないんだよなと15個カゴに入れた。
工具もある。
小型のラチェットは、最近また乗りはじめようと考えている老ベスパのパンク修理に使えるかもとカゴした。 何、サイズは大丈夫なのかって? ダイジョーブだってコレこう見えても100円だから超低リスクな故。
店を出る時大袋を2つ提げていた。
家に帰り買ったものを一つずつ、床に並べ広げてみてみると何とまあおびただしい数の品々……なぜかどれも店で見た時より、いささかおとなしく見える。 トリコロールのスプーンなんて使うかね? このコップよりシックなコップが3つセットでFrancfrancに売っていなかったっけ?
つまりあれだ。
あそこはグッズを買う為に行くのではなく、思い切り買い物をする行為を楽しむレジャー施設でもあるのだろう。 つまり手に入れた商品はダシガラとも解釈できる、いわゆるひとつのナニなのだ。