スマホ置いて町に出よう

今日は「長崎原爆の日」。 投下から72年目になる。
子供の頃は「単なる登校日」くらいの認識しかしていなかった8月9日。 意識するようになったのは二十代後半になってからかと今思い返す。
私が生まれたのは今から40年前だ。 となると、その頃はまだ投下から30年しか経っていなかった時代なのかと思えば、まったく遠くの話だと思えない。 なぜならば、年を追うごとに一年が短く感じるようになっていて、10年なんてついこの間だ、と言っても大げさではないと思うのは、その間子供の成長を見れば自ずと納得せざるをえない。
今頃になって百田さんの『海賊と呼ばれた男』や『永遠のゼロ』を読んで感銘を受けてウチの息子にも読ませている所であるが、いつの間にかすっかり本人も百田さんのファンになり、あらゆる著作を読み漁っている様子。
ウチでは四人の子供それぞれに、盆と正月にむけて読書をするよう定めており、皆成長するにつれ、リクエストされる本がだいぶ違ってきた。 長女は今、揺れている。 揺れる事は悪い事ではない。 しっかり自分の内を見つめるために、本は最適のツールだと思う。 読んでいて、内容に集中している時もあればフと、まったく別の気に留めていた事の解決策や、考え方の転換が降ってくる時がある。
これを何度か経験すると、それも含めて読書がもっと好きになってくるはずだと父は言いたい。 Kindleを渡してみた所、子供においてもやはり、紙の本のほうが圧倒的に読みやすいらしい。