今朝の目覚め

ニュースの声で目が覚めた。 どうやらテレビの前で寝てしまったらしい。
普段なら、NHKのおだやかな放送くらいでは起きたりしないのだが「オオサンショウウオ」というキーワードに脳が反応してしまったのだった。 100年は生きると言われるオオサンショウウオの生態を探る、という内容。
サンショウウオ
なんでも寿命が長すぎてそれを追う研究者がいないらしく(すぐに成果が出る研究をやりたがるものなのだ)、数少ない研究者の方が、国から助成を受けてコツコツ生態を探っているとの事。 昔から何故か、オオサンショウウオが好きな私は是非一員に加えていただきたいなあとぼんやり寝起きの頭で眺めたニュースだった。
夜行性で、ときおき「あくび」と称されるまさにそれそのものの動作を行うが、その理由はわかっていないそうな(本当にあくびなんじゃなかろうか)。 ポカーンと開いた口がいかにも愛嬌があった。
テントウムシ
続いてのニュースは、テントウムシの薄いハネが、固いハネの下で折りたたまれる仕組みを解明したというものだった。 面白そう! ここで完全に目覚める。
指にテントウムシをつかまらせると、先端まで登った所でモジモジし、固いハネがパカッと開いたかと思えば薄いハネがシャキンと伸びて、健気に飛んでゆく様を何度も観察した少年時代。 テントウムシに限らず、甲虫のハネが綺麗に折りたたまれて収納される不思議には何度も心を奪われたものだった。
たとえばクワガタの死骸を見つけ、羽が少し飛び出ていたので中へ畳んで戻そうとしても無理なんだよな、何度か試した事があった。 哺乳類の羽は腕由来のものであるが、昆虫のそれはそうでない。 ハネはハネとして飛ぶために装備されている。 ここがまた不可思議で、考え出したら「進化論」を引っ張り出してきて夜も眠れなくなるのだった。
ロケット
件のカリアゲくんがロケット発射成功を満面の笑みで喜んでいる画像が出てきた。 この界隈みていていつも思うのは、ホントに嬉しいのは彼だけで、あとの人は皆引きつってるんだよな笑みが。 ところでロケット発射の瞬間をとらえた写真が何枚も紹介されていたところ、ロケット運搬中の画像において、ボウッと炎が出る部分がボカされており、それが詳しく見せたくないのからそうしているのかと思いきやそうでなく逆に、その部分を目立たせるためにボカしているのだという北朝鮮筋に詳しい方のコメントに「なるほどね」と腑に落ちた。
たぶんこの国には見習いフォトショッパーがいるのだろうと前々から注目していたところ、そんなに目立たせたいのなら、集中線で囲ってみたらと是非どなたか助言さしたげたらと思う(かりあげ関係はとくだねより)。