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2017/05/22 雑記

味見の流儀

味見

とある宴会の一席で、目の前に座る五十代の男性から声をかけられた。 「なんか、料理なさるんですって?」

「そうですよ」と答えたら、なんでも最近奥様の都合上、料理をする機会が増え、いささか辟易しているらしい。

「でも日々料理していると、だんだんコツを得てくるでしょう」と言えば、そもそもあまり興味のある分野でないそうで、味わっている余裕なぞ無く・・・単なる栄養補給と割り切っているという。

本人だけならばまだしも、そのお子さんが気の毒でならない。 質問を受けたところ、その内容がまた面白い。 「カレーを作っていて困ったんですが、いつ味見をして良いかがわからない」と。

珍しい切り口の疑問だなと思いながらも「はじめタマネギを炒めている所からでも、その都度味見しながら仕込んだら良いのではないですか刻々と味の変化も堪能できますし」と言うと、それでも腑に落ちない様子だった。

どういう事なのだろうか。 味見をした瞬間「よしこの味ならばオッケー!」という実感を一発で得たいのだろうか。 味見をせずに、そこへ到達する事なぞ、どうして出来ようか。

「職業がらですかね・・・」と本人がつぶやいたので聞けば医師だと言ったが、そんなの医者に失礼な話だ。

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“味見の流儀” への2件のフィードバック

  1. SULLA より:

    俺は医師だが自炊し味見もするぞ

    ところで、ANOVA低温調理筏ですか?

  2. より:

    誤字にも気付かず傲慢尊大な言葉でピントのずれた発言。
    あなたの患者だけにはなりたくありませんね。恥を知りなさい先生。

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