メニュー

美味かもん雑記帳 > > > 稲水器 あまてらす
2017/04/03

稲水器 あまてらす

稲水器 あまてらす 名物 刺し盛り

日本酒の品揃えが豊富な酒場」というのも昨今増えてきた(ザンネンながら長崎の話ではない)。 もはや銘酒をズラリと並べておくだけでは競争に勝ち残れない。

稲水器 あまてらす」も又、日本酒にめっぽう強い店である。 この東池袋一帯は、最近新宿で飲む機会が多かったせいか、とても落ち着いて見える。 店に入ると客も静かにグラスを傾けているしっとりした空間だった。

名物に旨いもの有

刺し盛りが名物でして、作るのに時間が必要なので、注文するなら今のウチにどうぞ

と席に着くなり言われたから、せっかくなので人数分お願いしたところ、同行者が一言「最近こういうお店増えましたよね」とつぶやいた。

彼曰く、刺し盛りは楽に単価が稼げるからだという。 その点については私も同感で、はっきり言って成行きで注文しただけで、大抵期待ハズレの器ばかりがデカい盛りが出てくるだけである。

と思いきやこの店の刺身は本当に素晴らしかった。 五種盛だったがどれも皆、たった今魚体を三枚おろしにしてサク取り、刺身を引いたのではなかろうかという真新しさ。 マグロに頼るでもなく、魚自体の品質にこだわっている。 水産県長崎で、魚まみれで生活している人間としても、何をつまんでも旨い刺し盛りなんて初めての経験だった。

秋鹿 山

日本酒に詳しい男が一緒だったので、彼の采配により黙々飲み進んだ。 「而今が豊富なお店」と聞いていたところ、その他の銘柄も味に偏りがなく揃えられており、次の一杯が楽しみでならなかった。 特に秋鹿の山に関しては、個人的日本酒にのめり込むキッカケとなった酒だからことのほか胃に沁みた・・・酒器がまた素晴らしい。

閉店前に、店主の古賀哲郎さんとお話しさせていただいた。 最後に握手を交わしたところ、そのゴツい手は、これからもきっと何かアッという物を生み出すエネルギーに満ちあふれていた。

稲水器 あまてらす

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

けんた食堂が本になりました

けんた食堂が本になりました『うちめし道』

最近の記事

夕暮れ 2025年6月19日 new!!

【YouTube】コメント通知が突然来なくなる現象【継続中】

同じ現象にお困りな方の一助とな

続きを読む

孫悟空 2025年5月30日 new!!

月例報告2505

六月もきっと、アッという間だろ

続きを読む

羽ばたけ、次女よ! 2025年4月30日

月例報告2504

5月も良い月でありますように。

続きを読む

吉野鮨のエビ 2025年4月29日

【Instagram】フォロワーが減る現象発生中【継続中】

私は不具合だと思っている。 ※

続きを読む

冷凍 日清中華 辣椒担々麺:けんた食堂 2025年3月25日

月例報告2503

新たな世界を体験する事ができて

続きを読む


月別アーカイブ

カテゴリー
メモ
最近のコメント
タグクラウド
インスタグラムやってますー フェイスブックページへ ツイッターへ RSS 問い合わせ

ページトップへ