横浜 ラーメン 事変
家系
毎年二月に横浜で用事があり、つい吉村家の、のれんをくぐること早10年。 ところがこないだ、まだ早い時間だというのに呑んだ後向かえば閉まっており。 オカシイなと検索すれば、閉店時間が22:00へと変更されたらしい。 夜中も行列ができていたのに、一体どういった経営転換なのだろう吉村さん。
10時だなんて、まだ酔って盛り上がっている最中でないか。 とてもシメどころではない。
仕方がないから『横浜 ラーメン』で検索してみると、近隣には新進気鋭のお店がごまんと存在している事がわかった。 人口多いし、チョット美味しい所は行列必至だとの事。
そこでせっかくなので、家系とは正反対のアッサリ系人気店だと呼び声高いお店へ行ってみた。 23:00だというのに行列である。 年齢層は20代がほとんど。 予想以上に列は捌け、ものの10分で入店できた。 食券を買い、ラーメンを待つ。
出てきたラーメンは個性的な丼に入っている所を除けば、特に目を引く外見でもない麺だった。 薫りも薄い。 麺は打ちたてのモチムチである。
スープをススれば、魚介系の味、ではなく風味はするが、肝心な骨から染み出るスープのコクがまったくない。 言うなれば、化学調味料のお湯に油をたらして塩を振り、鰹節の粉末をしこたま溶かしこんだような味。 これを旨いとはおせじにも言えない四十男の私だけど、現代ヤングにはこのテの味が受けるのかしら。
さながらコズミックな麺であった。
ラーメン博物館
※そういえばこれと似た味、十数年前に新横浜のラー博で食べた気がする(追記)。