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美味かもん雑記帳 > 雑記 > 電気クラゲ
2017/02/21 雑記

電気クラゲ

くらげ

晩酌していてフと、テーブルに置いてある図鑑が目についた。 息子がさっきまで読んでいた、海の生き物図鑑である。 呑んでいてこういうの眺めると、妙に見入っちゃうんだなあ・・・何々カツオノエボシ?

カツオノエボシ

カツオノエボシは「電気クラゲの異名を持つ危険生物である」というのはよく知られているところ、次の記述で酒がいっぺんに抜けた。 カツオノエボシは群体である

群体つまりひとつの生物ではない! ここで酒のグラスは脇にのけ、図鑑を読みふけった。

カツオノエボシは少なくとも四種類の、何百という個体が何らかの形で結合して成り立っている。 「何らか」って何さ。

ぜひ画像検索していただきたいが、カツオノエボシは風船のような帆を張って大海を漂っている。 その下に長ーい触手が垂れ下がり、触れるもの皆傷つけるのだ。

第一の種類は浮き袋を、第二は触手を、第三は消化器官を、第四は生殖器官を担う。 ウソだろ・・・まるで合体ロボじゃん。

イタイ思い出

ここで古い記憶がよみがえってきた。 昔皆で海水浴に行った時の事である。 沖でしばらく漂った後砂浜に戻ると、左胸に何やら糸のようなモノがくっついていた。 何気に指ではずしたら、とたんに走る激痛。 まるでヤケドみたいな、燃える痛みが心臓の鼓動と共にだんだん強くなってゆく。

もはや遊んでいられなくなり、日陰で横になるも、じっとしてやいられない。 そこで氷を持ってきて胸に当てたら、少し和らいだ。 結局その日一日中痛みがあり、こりゃオオゴトだと思っていたら、翌朝にはスッカリ痛みが消えていた。 だか胸には、痛々しい傷が残った。

カツオノエボシの毒

というように、おそらく胸についていた糸は、カツオノエボシの触手だったのではなかろうかと思っている。 仮に万が一、顔にでもついたら大変な事になっていたろうと背筋が寒い。

この毒はすべての生物に対し猛威をふるうが、たった二種類の生物だけには効かないらしい。 エボシダイという触手の中に棲む魚と、なぜかアカウミガメ。

クラゲの毒針の細胞には、バネのように巻いた線が入っており、獲物をマヒさせる毒が入っている。 そして引き金の役割を果たす針状の触角が物に触れると、ダレカレかまわず飛び出て突き刺すようになっている。 ああ恐ろしや・・・。

「もう二度と海には行かない」と決心したものだが、翌年にはスッカリ忘れて行ってたんだよなあ。 幸いその後、クラゲの被害には合っていない。

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