ぷちぐるボツレシピ集
ぷちぐる、というレシピサイトを運営して今年で11年目になります、早いもんです。
こう長い事やってると「ひー、使い物になんねぇなこれ」というレシピがじりじり積もっていくんですよね・・・。 以下その一部をご覧ください。
ギョコツ
トンコツ、という鹿児島が誇る郷土料理があります。 それをブリ大根のように、魚のアラで仕込んでみても旨いのではなかろうか!? と興奮してつい実験してみたんです。
ボツなワケ
失敗、というかなんつーか、単なる魚の煮付けになっちゃいまして・・・旨いこた旨いですよ。 でもただ、焼酎をサブサブ用いる必然性が、皆無だったのです。
ペコロス
だって可愛らしいじゃないですかペコロスってコロコロ。 これを、タマネギのローストみたいに焼いたら、さぞつまみよかろうなあ!
と仕込んでみたんです。 焼き上がりには、味噌玉をくずしながら塗りつけてフフフ・・・とほくそ笑んでいたところ・・・
ボツなワケ
イメージと違うんです。 もっとなんちゅうかこう、オーブン焼きしたら、表面に美しい焦げ目がつくハズだったんです。 でも! 焼けば焼くほどに、外側はなんともないのに中身がシワシワになっちゃいまして・・・写真撮ってはみたものの、格好悪くてですね・・・味もいたってフツーであり、まったくもって丸ごと焼く必要は無かった、というワケです。
梅ゴーヤ
ちょうど梅干を仕込んでいる最中でして。 前年仕込んだ分の梅酢がたんまり残っていたので、これをどうにか有効活用しようと編み出したのが本作! だったんですけどねえ・・・。 ゴーヤのタネを抜いて切り分けて、梅酢に浸して砂糖を少々、しばし寝かす。 とやってみたんです。
ボツなワケ
想像では、ゴーヤの苦み、梅酢の酸味、砂糖の甘味、つまり苦酢甘が三位一体となって摩訶不思議な風味が生まれる、というのを期待していたんですけどね、梅酢が強烈すぎて、あのゴーヤのニガミですら負けちゃったんです。 旨いのは旨いんですよ。 でも別に、ゴーヤである必然性が、まったくなかったというワケです。
以上です。 ぷちぐるレシピは、こうした無数のボツネタの骸の上にそびえる、いわば我が子みたいに可愛い品々ばかりです。 皆様のお役にたてるレシピサイトを目指しながら、11年目も精進を続けてまいります。