とし子ババ
とし子ババ(以下「ト」):「おはよう」
ヨシノブじじ(以下「ヨ」):「おはよっ」
ト:「朝から精ば出してキバりよるねー」
ヨ:「日中熱かけんな!」
ト:「ほらアアタ、あのタカオさんの畑には何かしらヒモば張り巡らしたろうが最近。 ありゃなんね?」
ヨ:「ありゃー電線たい! 最近イノシシの出るやろうが、そしてせっかく作ったとば、喰い荒らされよるやろが。 それば予防すっとたい。」
ト:「そしたらあのヒモにゃ、電気の流れよるとね、恐ろしかー! 人間の当たったらどがんなるとやろうか、しびれるとやろうか?」
ヨ:「あんたタカオの畑の電線に触ってみれば良かたいガハハ!」
ト:「なんばジョーダンのごと!!」
ト:「ばってんが、あん電線ば、ウチらも付けたほうが良かとじゃなかろうか? どこに売っとるとやろか、ありゃいくらぐらいするとやろうか?」
ヨ:「その辺にいくらでも売っとっとアリャ。 4、5万出せば買わるっとよ。」
ト:「ビェー、そがん高かとねアリャ。 そしたらウチの父ちゃんにお願いして、ハリガネば張ってみたらどうやろか?」
ヨ:「ハリガネの効くもんねあのイノシシに! すぐ壊さるっさね!」
ト:「やっぱそがんじゃろかねー」
ヨ:「そうたいまた!」
ト:「ハリガネじゃダメやろかねー」
ヨ:「だけんダメて言いよろが!」
というやり取りを、早朝散歩中小耳にはさみましてね・・・「アッうりぼうだ」