箸袋の箸置き
八重洲のふくべに行き、座るなり樽酒とくさやを頼む。
しばらくすると芳香と共にくさやは出てくるが、この際必ずと言ってよいほど隣の人に声をかけられる。 「へぇ、くさやですか!」
くさやをキッカケにその日も世間話をしながら飲んでいたところ、気のいい隣人の箸置きが目についた。 割りばしの袋をたたんで作ったもの。
「それどうやって作るんです?」と聞けば詳しく教えてくれた。
こんなかんじ。
別の日、友人と何気にその箸置きの話をしていると、彼は銀座のお姉さん直伝だという箸置きの作り方を披露してくれた。
まず割りばしを袋つきのまま立てて、袋だけをしごいてクシャクシャにする。 続いて端っこを二三回ひねり、クシャクシャをやや体よく伸ばす。 そしてひねった端を二つに割れば、はい「エビフライ型箸置き」のできあがり。
な、なるほどー!