自作PC
朝起きていつものようにPCの電源を入れると、起動してくれない。 ランプが点灯しているところをみると、通電はしている様子なのだが。
「またいつものHDDの寿命でしょう。 さくっと交換してみるか」と考えたが、そういえばついこの間交換したばかりだった。 はて?
ケースを開けて内部を露にしたまま電源を入れてみると、電源ファンが回った瞬間即停止し、起動できていないみたい。 電源がイカれたのか?
とりあえず別のPCのケースを開いて電源を取り出し、移植してみたところ、無事通電。 電源の故障ということで一件落着かと思いきや、モニターが映らない・・・。 はて?
さておき電源を交換してみようということで購入し、取り替えてイザスイッチオン。 今度は通電すらしていない様子。 もしかして本格的に壊れた?
PCショップの故障コーナーへ本体を持ち込み、ワケを説明した。 すると店員さんはケースを開いてマザーボードを一目見るなり「コンデンサが破裂してますね。 マザーボードを修理するとなると、数万円はかかると思います」と即答した。
買い替えだこりゃ。
早速ズラリと並んだPCの中からどれを買おうか物色していたところ、店員さんが近寄ってきてこう言った「お客さん電源買われたんですよね? このままではその電源無駄になってしまいますので、いっそ自作PCを試してみてはいかがです?」
PCを自作。 話は聞いたことがあるが、面倒くさそうだし意味わからんし、手を出せない分野だと思っていた自作PC。 それに挑戦してみろという。
メリットを聞いてみると、使用用途に合わせたPCが組み上げ品を買うよりも安く、高機能に仕上がるという。
こちらとしては一刻も早く購入し、壊れたPCのHDD内のデータを救出せねばと焦っており、でもその作業を想像するだけでウンザリとして意識が朦朧としていたところ、つい「なんかよさそうですね」と返事してしまったのだ。
それから店員さんと一緒にあれこれパーツを選んだ。 しめて十数万なり。 家内には内緒にしておくべきだろう。
「たぶん二時間もあれば組みあがりますよ」と店員さん。 飛んで帰り、早速組み立て開始。
マザーボードの説明書を眺めながら、さほど手こずることもなく組みあがってゆく。 「インテルはここに入ってるんだ!」等新しい発見もあり勉強にはなった。
使ってみた感想としては、とにかく早い。 フォトショップでRAWを開く速度が従来の3倍にはなっている。 一度に多くのアプリケーションを動かしてもストレス知らず。 これは大きな進歩である。
こういうことならもっと早くハイスペックのPCに換えておくべきだった。 これまで感じていたストレス、待ち時間を考慮すれば、安すぎる買い物だったといえる、フフフ。 サイトの更新速度もアップだなこりゃ。