豆腐よう
「つま楊枝の先で少しずつ削り取ってから味わえ」との箱書きがある。 ちっとずつ食えという事だ。
まるで腐乳のような外見。 箸でひっかくと豆腐の味噌漬けのようにネットリと削れ、口に入れると甘く、その後すぐに泡盛が舌の上に広がり鼻に抜ける。 大した酒肴だ。
気持ちよく飲んでいるうちに腐乳もつまみたくなってきて、ふたつならべて交互につまむことにした。 腐乳の辛味と酸味が引き立ち、単独でつまむよりも旨い。 腐乳を豆腐ようの汁に浸して食べたらこれもまたよかった。
豆腐ようは沖縄の豆腐発酵食品で、琉球王朝時代、王族、貴族の間で珍重されていた珍味である。 原料は豆腐、米麹、泡盛、塩とシンプル。
作りかたは豆腐を小さなサイコロに切って乾燥させ、紅麹、黄麹、泡盛、塩を合わせた液につけて熟成させるというもの。
これってもしかすると自作できるのでは?と最近思い始めていて、現在試作品を仕込んでいる最中。 うまくいったらどうしよう。 また飲めてしまいますなあ。

ついに自家製豆腐ようが完成した→豆腐よう | レシピサイトぷちぐる