おもわずはちきれてしまった新ジャガ

zyagan

年の瀬のあわただしい中届いたドデカいダンボール箱の中にはジャガイモがぎっしりと詰められていた。 これは毎年のことであり、婆ちゃんからの、言わばお歳暮ということになる。

さっそくお礼の電話をすると、うれしそうに能書きを語りだした。

このジャガイモは男爵という品種で、6月と12月の年2回収穫されるのだという。 ときおり見える割れめの入ったジャガイモというのが実はおいしくて、デンプンを体内に沢山たくわえたパンパンでムチムチなジャガイモのみに許されるものなのだという。

掘り出す際に、となりのジャガイモとぶつかった衝撃でパックリと割れるのだ。 しかし、消費者というものは見た目を非常に気にするので、こうしたおいしいサインの入ったジャガイモは好まれないのだとか。

なーるほどねー。 オイ的にはべつに割れてたって構わんし、ましてやおいしいのならば割れたジャガイモばかりを欲しいと伝えた。 その数日後、割れたジャガイモばかりが山のように送られてきた。

いやまて婆ちゃん、うれしいことはうれしいが、そんなに沢山ジャガイモは食いきれないし、保存場所がない。 さてどうやってジャガイモを食い尽くそうかというのが今年一番の悩みであるいやまだ始まったばっかりか。

近所におすそわけをしてまわろうっと。

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