インフルエンザの猛威
この3連休、どこへも行かず家でダラダラしていたのは何も雪のせいだけではない。 長男がインフルエンザにかかってしまったのだ。
日頃風邪ひとつひかない長男は、その日めずらしく元気がなかった。 不思議に思ったカミさんが熱を図ってみると、39度の高熱。 よく見ると、ほっぺが赤らんでいる。
「おたふくではないと思うけど・・・」すぐに病院へ連れて行くとインフルエンザに感染しているということだった。 予防接種はしていても、インフルエンザにはかかるものなのだ。
残る2人の子供に移らないか心配すると同時に、カミサンやオイも感染するかもしれない。 だけど心配したところで防ぎようがないので開き直る。 かかるときはかかるものなのだ。
長男は毎日タミフルを飲むように言いつけられ、さらに保育園は5日間休まねばならないということだった。 万が一、すぐに症状が改善されたとしても、とにかくタミフルを飲んでいる間、すなわち5日間は安静にしておかねばならないそうだ。 これはタミフル服用による異常行動の恐れを懸念しているためだとか。
長男は次の日すぐに、熱が下がり元気を取り戻した。
長男の通う保育園では、インフルエンザ大流行とのこと。 およそクラスの半数がお休みということだった。 それは先生たちにも広がっているという。 こりゃ大変だ・・・・・・。
インフルエンザについて
- インフルエンザにはA香港、Aソ連、B型の3タイプある。
- 発熱後2日間は目を離さないようにする。
注射ギライ
注射が大嫌いだ。
注射が好きだという人もなかなかいないと思うが、そもそも体に針を刺す行為自体が我慢できない。 腕に刺される針を直視できない。 針で注入しなければならないものなのか、飲むとか表皮から浸透させるという代替策はどうしてもできないものなのか。
子供たちはインフルエンザの注射を年に数回、定期的にやらねばいけないらしく、熱があるとその注射ができなくなるもので注射予定日の数日前から体調管理を徹底しておかねばならない。 注射のくせにいちいち注文をつけてくる所も腹が立つ。
3人の子供のうち、オイに似て注射が嫌いなのは長男だ。 長女、次男は「どうってことない」という態度で事なきを得る。 「どうってことない態度」をとれること自体理解しがたい。
長男の注射の日だった。 いちいち子供が針を刺される瞬間を見たくはないが、保護者として付き添っておかねばならない。 カミさんは他の子供たちを連れて買い物中。 待合室にいる間、長男は落ち着きがない。 今日は注射の日だということを知っているからだ。 逆の立場だったら、オイもきっとそうなるであろう。
注射がニガテな大人から、注射ギライの子供へひとつアドバイスを。 いよいよ注射を打たれる寸前になったら、とにかく注射そものもを見ないこと。 看護婦さんの顔でもじっと見ていればよい。 腕に脱脂綿でアルコールかなんかを塗られ、少しひんやりしてきたところでより一層恐怖感が増すが、とにかく看護婦さんの顔でもじっと見ていればよい。
腕がひんやりしたら即、注射をされる反対側の手で太ももの肉をつねる。 チョット痛いぐらいつねっておく。 そうすると注射の痛みは感じない。 というか、針を刺される痛み自体は大したことはない。 肉に針が刺さる場面を見なくても済むように、気を散らすわけである。
という風にアドバイスをした。 息子は無言のままうなずいた。
アドバイスにより、息子は無事、ベソかくことなく注射を終えた。 今回息子に代わり、その瞬間を見届けた。 大した注射されっぷりであった。
と、次の瞬間、小柄でいつも優しい先生が、素っ頓狂な声をあげた。 「はぁれぇ!?」
先生の説明によると、注射でインフルエンザ予防ワクチンを注入している最中に、注射本体と針がはずれてしまい、液漏れをしたらしい。 よって、半分のワクチンしか体に入らなかったので、もう半分を今すぐ打ち直すとのこと・・・。
息子よ・・・・・・・。
変な空気に子供は敏感なので、間髪入れずに処置するべきだと感じたオイは、すぐさまハイさっそくオネガイシマスと先生に伝え、先生は間髪入れずに注射をしなおした。 息子本人にはこれといった説明はしない。 ヨーシヨシヨシ、ハイハイハイハイハイ・・・と、まるで動物とたわむれるムツゴロウ氏を彷彿とさせる雰囲気の中、2発目の注射は打たれた。 その間ずっと息子は注射の針を、腕を見ていた。
ドサクサにまぎれて注射をすると子供は恐れない。
あとで息子に詳しく話しを説明すると「ふーん」ということだった。 注射は全然痛くないし怖くないと思ったと言う。 息子は注射の恐怖を克服したのだ。
ちなみにもしオイが注射を打ち直しするハメになったとしたら、決定した瞬間、キッパリとお断りさせていただく。
※本年は更新終了です。 また来年、どうぞよろしくお願い申し上げます。