Pint 収録記:その19
今回は日頃愛用しているチョーコーさんの金蝶ソースを用いての料理をご案内させていただいた。
このソースは後味が甘ったるくなく、キレ味鋭いスパイシー風味なのでかなりオススメの調味料。
和洋中問わず、様々な料理の隠し味としても有用で、ドレッシングを作る際、これをひとたらしすると味が締まってプロの味になる。 ぜひ使っていただきたい。
ちょうど長崎はランタンフェスティバルの開催中で、さらにこの日が節分だという事で、中華料理でいて豆まきに用いた福豆を用いる料理という事で一瞬で頭に浮かんだのが今回のレシピだった。
金蝶ソースはソースだと認識してはいけない。 「金蝶ソースという別個の調味料なのだ」と考えれば用途の幅は無限に広がる。
大豆と干した魚を一緒に煮る料理が山陰地方に古来より存在しており、それを豚バラで代用したもの。 そもそも豚肉と大豆は相性が良いので試作前から美味しい事は決まっていた。
そして調味を金蝶ソースをメインに組み立てる事に対しても、日頃愛用しているから即「合う」とイメージができた。 実際素晴らしい調和を見せた。
豆には豚の、豚には豆の旨味が染み込む。
はたしてどちらが主役なのだろうか? それは食べる人次第である。 ちなみにこの豆は酢大豆という名で古くから親しまれているおつまみであるからして、酒飲みのウケもめっぽう良い品。
ぜひお試しいただきたい。