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2022/02/06 ニュース雑記

熊本産・アサリ偽装に我思う

アサリ産地偽装問題

2022年2月、突如として沸き起こったアサリの産地偽装問題。

かいつまんで説明すると、中国産のアサリを熊本産と表記し長年販売していたのだという。

私は一消費者として、うすうすこの事実には感づいていた。

なぜならば、日々の買い出しの際、アサリを手に取る度に、ここ5年ほどの期間、疑問を抱いていたからである。

例えばこうだ。

ある時は中国産そして熊本産

今晩はアサリの酒蒸しで一杯やろうと計画してスーパーに向かい、最近よく見る熊本産のアサリを手に取りカゴに入れて支払いをし、それにしても今日のアサリはやけに安かったな、と家に帰ってレシートを見れば、熊本産と思っていたアサリが中国産だという事が判明し、

「んなワケあるかい」といざアサリのパッケージを見れば確かに中国産と表記されており、

「変だな、いつも買ってる熊本産アサリのパッケージと同じだしデザインも似てるし分量も、アサリのサイズ感も同じだよな…」

とキツネにつままれるような経験を繰り返していたからだ。

もちろん逆の場面にも遭遇している。 「中国産でもまあいっか」と思ってカゴに入れたら熊本産だったというような経験。

そこで私はこう推測していた。

おそらく両者のアサリは同じもので、アサリの売れ行きが悪い時は中国産と表記し安い値段をつけて販売し(たしか298円)、逆に売れ行きの良い時は、熊本産として高めの値段に設定し販売する(たしか358円)、というような。

消費者を大いにバカにしてる。

食品表示法では

中国でアサリを一年養育し、これを熊本に持ってきて一年と一日養育すれば、熊本産と表示して良いようになっている。 つまりその場所に滞在した期間が元の場所より一日でも長ければ、その長い方の産地と表記して良いというルールだ。

これは浜名湖のウナギでも有名なルール。

まとめ

偽装はもちろんやってはいけないが、国産信仰もほどほどにしておくべきである。 現に中国産のアサリでも充分な品質を保っている。

逆に国産のアサリでも砂抜きの不十分な、身の痩せたアサリを堂々と販売している大手スーパーもある。

なので〇〇産、という看板を見て買うか買うまいかを決めるのではなく、そのもの自体の品質を見極める事のできる舌と目力を、消費者自身が身につけ研鑽してゆくべきなのである。

アサリに限らず、偽装している食材は他にも無数に存在していると思って生活するぐらいないとやっていけない感はある。

報道まとめ

  • 農林水産省の調査では、熊本県産あさりの販売量が2485トンで、これは熊本の年間漁獲量の80倍を超える値…。
  • 関係者の話では少なくとも20年前から偽装は行われていたという。
  • 熊本県内37の漁協では二か月間あさりの漁獲、出荷を停止した。
  • 偽装アサリの多くが下関などから輸入され熊本県を経由せず流通していた。
  • 熊本県の浜にある蓄養場に短期間置くだけで熊本県産と表示し販売していた。
  • 18年に山口県の海産物輸入会社が韓国産アサリを熊本県産として販売し社長が逮捕されている。
  • 19年に佐賀の業者が今回同様の手口で六千トンのアサリを偽装販売し行政指導を受けている。

スーパーでは

あさりの販売を控えている店も多いが、中には「中国産」と表記されており、それを県内の養殖場で育てて出荷しています、との注意書きをされたあさりがかなりの安値で販売されている事も。 実際食べてみた所身入りもよく上質なので、逆に今あさりをワシワシ食べる事をお勧めしたい。

全国小売店では

本事件発覚後、農林水産省の調査では、熊本県産のアサリの販売は確認されなかったという。 そして店頭で販売されるアサリの7割が中国産表記だった。 つまり熊本県産と偽装されていたアサリが従来の原産地に切り替わった模様……。

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