スマホから聞いたことのないアラームが…大雨特別警報だった
「しかしよく降るな」
雨音とエアコンの発するかすかな作動音を聞きながら読書をしていたら突如、聞いたことのない音を傍らのスマホは発した。
画面を見れば「大雨特別警報」の知らせである。
ここ長崎のほか佐賀、福岡に向けて「数十年に1度の異常な大雨に最大の警戒を」との呼びかけ。
たしかに朝からシトシト降っていたが、警報が出るほどの雨量では無かったよなと雨雲レーダーを観れば、たしかに今後、線状降水帯がこの三県にかかるような予想となっていた。
その後夜にかけても雨は降り続いた。 雨量は多くもなく、かといって少なくもなく一定している所が不気味だ。 県内各地、知人と連絡をとり合うと、場所によっては相当雨が降っている街もあった。
あくる日、雨は上がっていたので付近を歩いてみると、小規模な土砂崩れを5件確認した。 幸い被害者はいないそうでホッとひと息ついたところでニュースを見れば、列島各地に恐ろしい被害を及ぼしている事がわかった。
広島も酷いらしい。 呉の友人と早速連絡を取ると、このように現状を伝えられた。
呉の状況
- 各交通機関ストップ。
- 高速道路は通行不可。
- 陸の孤島化しているので食料供給がストップ。
- 水道からは泥水しか出ない。
幸い自宅は無事だったらしく、かといって外にも出れないから、備え置きの非常食でなんとかしのいでいるらしい。
先日の台風からまだ間もない自然の驚異に、「やっぱり異常気象だよな」という使い古された言葉しか出てこなかった。