明日は雪

冬になるとイシガメが恋しくなるのはどうしてだろうか?
先日またホームセンターで売られているのを見かけて、つい買ってしまいそうになったところを留まった、しかも安くなっているあまり売れないのだろうか。
子供の頃、飼うのが夢だった生き物がこのニホンイシガメとオオクワガタだった。 図鑑を引っぱり出してきては眺めつつ「カッケー…」と目を丸くしたものだった。
オオクワガタについては十数年前ブームが起きた時、ペアで購入して飼育をし、子や孫を産ませるほどまで楽しんだので気が済んだ。
事イシガメに関しては今すぐにでも欲しい気持ちはあるのだが、飼育環境が心配であり、速攻逃げられてしまうのではという懸念から躊躇している所。
と、こう書いているうちに思い出した、もうひとつどうしても欲しかった生き物を。
ずばり「アリジゴク」である。
たしかNHKで見た番組だったがその、特異な生活に心を奪われてしまった。 もちろんペットショップにも売っていない。 話によると、夏のお寺の境内などの乾いた砂地に穴を掘り、アリが来るのを待ち構えているという。
それを聞くやいなや、友達と一緒にすぐ神社へ向かった。 ところがどこを覗きこんでもアリジゴクは見つからなかったのだった。
夏休み中探して回った小学三年生だった。