堀江さん
NHKで堀江さんを見た。 氏はとてもピュアな方だなあという印象を得た。
嫌な質問があると顔が引きつり、嬉しいコメントが来ればテレくさそうな仕草をする。
時折Twitterで見られる過激な主張だけを読むのと、氏が話している姿を見ながら聞くのでは、だいぶニュアンスが違う。
寿司屋の話
「寿司屋に修業はいらぬ」
この発言にはある時期ウェブで論争が起きた。 これに関して再度話されていたところ、どうもウェブ上でしてしていた主張から若干の変化が見られた様子。 修行無しで寿司屋になった知人がいるが、彼はオーナーであり板前は別に雇っているという話。
元の主張は「寿司屋の仕事なんて1、2年で覚えられるから10年もの間コツコツ修行するのは時間のムダ」のような発言ではなかったろうか。
いずれにしろ、どのタイプの鮨屋をやりたいのかで、おおいに意見は違ってくるハズだが堀江さんが言いたい事はつまり、修行から3年目までは雑用だけで他の仕事は一切教えない、みたいな昭和的修行をイメージしての話なのだろう。 最近和食業界もそんな事はないそうではあるが(それだと皆辞めていくそうな)。
体の話
体をトライアスロンで鍛えているという話だが、しばらく見てない間にずいぶんお太りになられたようだ。 だから鍛えているといわれても実に説得力がない。 だがまったく悪びれる様子もなく、氏は心底「オレ日頃鍛えているからナカナカの体をしている」という認識の上話をしているようだ。
これは昔24時間テレビで見かけた際、足の太さをツッこまれた時「筋肉だからこれ」と答えていたまさにその状況の再現だなと感じた。
だから仮に氏が「寿司屋に修業はいらぬ」等燃えやすい発言をしたとしても、それは上と同じような氏なりの認識だと思えばさほど物議を醸すものでもない(誰でもそうだが)。
本の話
堀江さんの本は読みやすく又、内容に心を感じるのでよく読む。 今売れているという『多動力』を買わなかったのは、既読感にあふれている目次の羅列だったからだ。 番組内でも氏自身がそう言っていたのでああやっぱりと頷いた。
「字を読まない層に読んでもらえるよう、簡易で短い文章にしている」という。 以前どこかの作家さんが「ベストセラーを出すには普段本を読まない層に読んでもらえる本を作る事」と言っていたがまさにそれだ。