オイルレザーの手入れならミンクオイルで決まり

オイルレザーとは名の通り、オイルをふんだんに染みこませた革を指す。
水には強いが、手入れをしないと次第にオイルが抜けてきて、表面の艶が落ちる。 となると革の強度も落ちてしまうから、ミンクオイルを塗らねばならない。

バッグに靴、ベルトに財布と、オイルレザーが使われている愛用品なら全てにミンクオイルを塗る。 個人的なメンテ法としてはアイリッシュセッターに書いた通り、

まず表面のホコリをブラシで払い落とし、布でオイルをかすめ取って、

まんべんなく革に塗りこむ。 そしてそのまま半日ほど放置したあと布で余分なオイルをふき取り、今度はカミさんから入手した使用済みのストッキングでゴシゴシ磨く。
するとたちまち革は輝きだす。 愛用しているのはコロンブス社のもので、成分を見ると{ロウ、動物油脂、流動パラフィン}とある。 個人的にはこのロウが、良い仕事をしているのではなかろうか、と考えている。
何故か不思議と革メンテの作業が好きなので、気が向けば自らのものを手入れをする日々。 年を追うごとに色気を増す革に一層愛着が湧いてくるもので。