無印のお玉おき
めったにないシチュエーションだが娘とオイ、二人だけで遊びにでかけた。 いわば娘とのデートである。
小学生になり急成長した模様で、話し方やしぐさがグンと大人びてきた。 大人びてきたというのは少し言いすぎかもしれないが、とにかく保育園時代と比べてかなりお姉さんっぽく振舞うようになった。 小学校に通いはじめてまだ二月ばかりだというのに、こんな風に変わるもんなんだなあ。 男の子とはまた、全然違う成長具合。
まずは食事をした。 お望みどおり、パスタである。 注文も自分でテキパキとこなすので、親的には楽。 長男はいまだにモゾモジしながら決めあぐねたりするのだが。
パスタを待っている間、食べている最中、ずっと友達の話や最近あったことをアーだ、コーでないとまくしたてる。 これぞマシンガントークである。 自分のことばかり話すのかと思えば、やれオイの着ているシャツが少し長いとか、そろそろ散髪に行けとか小言も言いはじめる。 なんかやっぱり、家内と似てきているような気がする。 うわさには聞いていた現象ではあるが。
腹ごしらえを済ませたところで観覧車に乗ると言い出したのでココウォークへ。 方向全然違うんだけど仕方がない。 個人的には観覧車も得意ではないが仕方がない。 次はちょっと休みたいというのでカフェへ。 再びマシンガントーク。
そしてメインイベントの買い物へ。 買い物大好き少女なのだ娘は。
まずは文房具店で筆記用具をあれこれ購入。 かわいいシール関係も必要だとか。 鉛筆削りはあえて手動がいいと言ってたクセに、電動が欲しくなったというので購入。 手動はオイが譲り受ける。 マジック各色等。
服は家内と買いに行くよう説得したが、どうしても帽子が欲しいそうで付き合う。 本人は超楽しそうだが、やはり長いんだよなあ買い物がこの歳からすでに・・・。 娘が物色している間、店員さんと雑談。
買い物したいのは娘だけではない。 無印に用事があったので付き合ってもらう。
必要なものを買い揃えていると、横から「これもかわいい」「べんりそー!」と色々持ってくる。 近頃、調理器具に大変興味があり、ボールやレードル、フライ返しや自分用のまな板などイロイロ勧めてくる。
娘が持ってきたもののなかに、「お玉立て」があった。 お玉を立てて置くことができるもので、このアイテムの存在自体は以前から知ってはいたが、「お玉を置くには皿で結構皿で」と考え手を出さなかったものなのだ。
「これ、どうやって使うのか知ってるの?」と聞いたら、ちゃんと知っていた。 そのようにディスプレイされていたという。 「ピェンロー食べるときとかにさ、便利じゃ?」と娘。 仕方なくこれもカゴに入れた。
さんざんうろついたところで少し小腹がすいたそうで、うどんが食べたいと言いだした。 でもお昼はパスタを食べたし、もう夕方だし、今食べると夕食がキツイからと説明したら、すんなりのみこんでくれた。
夕食の材料を買いに商店街へ。 兄弟たちへのおみやげや、一緒に調理する予定の五目ごはんの材料を買い揃える。 そして帰路へ。
一体いつまでこうして一緒に遊んでくれるんだろうと家内に話したら、「あと2、3年が限界でしょうな」といわれた。 経験者が語る話だからかなり信憑性がある。 そうなったときのことを考えると、やはり寂しい。 でもまだ次女がひかえているわけだけど。
娘に買わされたお玉立てが、殊の外使い勝手が良い。 立てるがゆえに鍋を囲んだ食卓でも、調理中のキッチンでもお玉が邪魔にならず重宝する。 チャクッと取れて、サクッと立てられる便利さに、追加購入するほどのヒット商品となった。
「こーれは便利、いい買い物だったね!」と娘に言うと、半ニヤケながら聞こえないフリをした。
これって、必ず要るものじゃないですよね~。私も今まで「別になぁ~。」と思って、買っていなかったんですけど。
でも、こういうのってありますよね。
是非とも必要ではないんだけど、使ってみると「流石!」の目からうろこ商品。買っちゃおう。娘ちゃんありがとう。
見た瞬間超「別になぁ」だったのですが、使えますよこれ。 お玉も無印の物のように浅いものでなく、しっかりくぼんだものでも、ちゃっかりキャッチしてくれるところがステキです。