プーさんのように梅干を
次男の姿が見えない。 最近一人遊びが上手になったので、また絵本でも読んでいるのかと本棚へ向かうがいなかった。 一瞬ドキリとする。
彼はキッチンにいた。 梅干の入った壷を股の間に抱え込んで座り、今まさに、フタを開けて梅干を取り出そうとしている瞬間だった。 その姿はまるで、ハチミツの入った壷をまさぐるくまのプーさんのようだった。
気づかれないようこっそり観察していると、やがて梅干を一粒入手することに成功し、丸ごと口に放り込んだ。
一瞬間があいて、酸っぱさに顔をゆがめた。 そして、こともあろうにその梅干を口から出し、壷の中に戻してしまった。 そしてまた別の一粒を取り、口に入れ・・・大変な事をやってくれている。 即警告。
たぶん梅干好きの姉がそうやって食べているのを見ていたのだろう。 しかしまいった。
これはベアブリックの「くまのプーさん」。 400%モデルで、今では子供のおもちゃになっているもの。