刈上げと日本人
カリアゲ。 小さい頃近所に一人は青々と激しい刈り上げをしている子がいたものだが、そもそも刈り上げとはなんなのか? なぜカリアゲなければならないのか? ある本に興味深いことが書かれていた。
日本では明治時代の文明開化の頃「西洋刈込所」や「英仏髪鋏所」などという名前の散髪屋が現れ始めた。 名前の通り、西洋人風な髪型にカットしてくれるのであろう。 しかし、
西洋人の髪というのは後頭部において、左右の耳の穴を結ぶあたりの高さで一直線に終わっている。 しかし日本人は襟足が長い。 西洋人と比べるならば3~4cm程長い。 この余分な襟足をどうすれば西洋人に近づけることができるか? そうだ、刈り上げてしまえ。
と、いうことになったのであろうと、その著者は推測している。
なるほど。 大分前の話になるが「タイタニックのディカプリオ」を見て、なんか襟足が短いと言うか逆富士山型ではなく、スパッと終わっているよなー。 と思っていた次第。