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2006/09/18 雑記

台風13号 SHANSHAN(サンサン):長崎のさる家庭での一幕

taidt

「台風なんてね、チョロイさ」なんて余裕かましていた。

いつも大体台風が接近すると家族が騒いでも、対策なんてしない。 「いーや、家は大丈夫。 このくらいの風なんかには負けない」なんてスカしている。

そして実際に直撃しても、なんてことはない。 少し風の音がうるさくて、野外のバケツがどっかに飛んでいっている程度である。 しかし、今回は違った。

「台風デカいらしいよ…長崎に向かっているらしいよ…怖ー」なんてヨメが言っているのを聞いて、yohoo天気で確認してみる。

台風13号

  • アジア名:SHANSHAN(サンサン) – けっ、なにがサンサンだくぬやろう。 気取ってんじゃねー。
  • 強さ:強い – いやいや「強い」ぐらいでイバってんじゃねえ。 ホンモノの台風っちゅうもんは、「非常に強い」からだこのやろう。
  • 最大風速:40m/s – そのぐらいでいきがってんじゃねえよ。 真の台風とは、最大風速50m以上のものからである。

とまあこのように、台風13号のデータを見て、タカをくくっていたのである。 「大したことはねえよ」と。 これが間違いだった。

昨日は14:00頃から風が強くなり始めた。 でもそんなにあわてる事は無い程度。 そして15:00ぐらいにテレビを見てると、台風緊急特別番組が放送されていた。

「過去10年最強台風九州に接近! あの19号と酷似!」

という見出しを見て、イヤな記憶がよみがえる。 「えっ。 えっ!? 19号並だと!」

台風19号(別名リンゴ台風)で、長崎が甚大な被害を受けた当時はまだ子供だったが、その台風の凄まじさ、強さ、怖さはいまでも体にしみついている。

パチンコ屋のドデカイ看板が目の前で吹き飛ばされてゆき、親友の家は2階がまるまる吹き飛ばされて、半年間家族全員ホテル住まい。 相当数の家の瓦が吹き飛ばされて数年間は、長崎市内を車で走ると、屋根にブルーのシートを張っている家がいたるところで見受けられた。

近所のコンビニ○ーソンはというと、台風接近に備えて臨時閉店していたにも関わらず、台風が過ぎ去った後に近づいてみると、入り口の自動ドアが暴風によりかすかに開いており。 「?」誰もいないコンビニの自動ドアが開いているということは・・・。 「あれ、店内からクラスの田中(仮名)が出てきたぞ。 ん、アイスもってんぞ!」

とまあなんていうか非常に苦い思いをさせられた台風19号に規模、進路が似ているというアナウンサーの話を聞いて、オイの態度は一変。 「そ、備えなくては台風に」と、すでにかなりの強風が吹き荒れる中、雨戸を閉めたり、庭の植木を家に入れたり、車にシートをかぶせたり、懐中電灯を用意したりと、急ピッチで台風に備えたのである。

そして、次第に激しさを増す暴風の中、いつも強がっているヨメは、怖い怖いと半泣き状態になり、オイは小窓からこっそり外の状況を確認しつつ、なぜか熟睡している2人の子供にも気を配り、さらに一段と暴風は強まるなか、近所の瓦が猛スピードで飛んでいく有様や、おとなりの屋根に備え付けられている温水器がまるでUFOのように浮かび上がって飛んでいく光景を見て、ビビったのである。 そして停電。

用意しておいた懐中電灯を取り出す。 子供たちが起きる。 「暗い!」なんて騒ぐ。 「ダイジョーブ、大丈夫だって」とアイスを食べさせる。 うーんこまったな。 復旧までしばらくジッとしていようか。

1歳半の娘は、何のこっちゃわからずに、平然としている。 3歳の息子は、「怖いよー」ビビッている。そうこうしているうちに、台風の目に入り、今までの風がウソのようにおさまる。

玄関をあけて、外に出てみると、エライことになっている。 道路上に瓦やその他飛んできたものが散乱している。 自動販売機は2台横倒し、バス停の屋根は吹き飛ばされている。

青空駐車の車はフロントガラスが割れている。 道路標識は、支柱の根元から折れ曲がっている。 公園のシンボルであるクスノキは、根こそぎ抜き取られている。 恐るべし台風13号。

停電の原因は、電柱が何本か倒れて電線が断線されたためで、その影響か、ケータイも圏外になる。 風が止んでいる今のうちに、ホカ弁でも買いに行こうかということで車に乗る。 幸い、オイの車は無事であった。

停電の中での晩御飯は、子供達は初めてである。 「電気つけて」なんて言われて、説明するのに一苦労。 懐中電灯を高いところに吊るす。 そうだ、メシも食ったし、風呂にでも入ろうか。

「電気と風呂を沸かすのはカンケイないじゃん」なんて思っていたら、そういやスイッチ入れるときって電気使うんだった。 よしこうなりゃ、キッチンで湯を沸かして、それを湯船にためようということになり、その係に任命される。

水を半分程度ためた中に、沸騰したお湯を注ぐということを繰り返すこと8回。 ようやく入れる程度の湯の温度になる。 家族4人で窮屈に入る。

さてメシも食った、風呂も入ったし、あとはなにしようか。 停電だしテレビも見れないよ。 非常に静かである。 たまにはイイかなという気がしないでもない。

子供らには、すこし暗いけど、本を読んであげよう。 と、読んでいるうちに自分が眠たくなってきて、ヨメに叩かれる。 そうこうしているうちに、子供らとオイは寝てしまった。

翌朝。 聞いた話では、オイたちが寝た後の吹き返しがまた強かったとのこと、ヨメは怖くて、眠れずに、夜中までひとり起きてたのだと、ブーブー言ってるが知ったもんじゃない。 寝たもん勝ちなわけである。

それにしても依然、停電のままである。 今日は敬老の日でお休みだというのに、お出かけの準備もままにならない。

これ以上停電が続くと、どうせ冷蔵庫の中の食べ物は全部ダメになるでしょう。 そんなもったいない話は許さん!悪くなる前に全部食っちゃえ!

ということで、いざというときのために冷凍庫にストックしてあったイクラやクジラ、ボイルされた牛タンや枝豆、もらいもののキャビア、馬刺し等等と、冷凍庫から、溶けてしまう前にすべて出してしまう。

どうせ解凍されてしまうのならば、自らの意思をもって解凍しようではないかという最後の抵抗である。

そうしているところ、パッと電気がつく。 「おっ、電気~」と、まるで旧友にでも偶然再会したかのような嬉しさのあまり、テンションがあがる。 「よし、今日はいっちょう、停電復旧祝いじゃ。 宴じゃ!」 ということで、目の前に山のように詰まれた食物と向かい合っている今。

いつもは電気のありがたさなんて考えたこともなく、ただ使いすぎると電気代がかさむ、そんだけのことだなんて考えていたけど、もうちょっと使い方考えてみようかな、なんて少し思った。 大事なものはなくなって初めて気付くというのは本当である。

※「台風って強いね。 ゴクウよりも強いよね?」と息子は今回の感想を述べました。 皆さん、台風を甘く見てはいけません。 事前にキチンと台風対策をしておきましょう。 被害に遭われた方々の一刻も早いご回復を心よりお祈りしております。 オイ

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