初めての泥だんご
こちらのコトは数年前から知っとった。 朝日新聞のコラムでたまたま読んだとさね。 その画像ば見た瞬間ビビったね。
でもまさか自分が作ることになるとはさ。
息子と公園で遊んだとばい。 大きくなるにつれて体力のついて、丸一日付き合うにもかなりシンドかもんのあるとさね。 ボールで遊びながら自転車に乗りつつ、たまには滑り台ば滑りってはブランコば立ち漕ぎする。
さらに砂場で山ば作ってトンネルば開通させるていう大目標ば思いついてみてくれたりさね。
突如トンネルそっちのけになって、水ばエッチラオッチラ汲んできたとよ。 「川ば作ると?」て思えば水に砂、その他周辺の泥ば入れて「ヘドロ状」にして、ニギニギし始めたとさ。
「だんごば作ると」
なんでも保育園で仕込まれた技らしか。 そこで他の遊びはそっちのけで一緒に泥だんごば作ってみる事になったとばい。
ドロドロの形にならん団子ばニギニギしながら砂ばパラパラかける。 またニギニギして今度は集めた黒土ばかける。 たまに手の上ば転がしては砂ばかける。
「うーんこんなんでホントにあのビリヤードの玉のごたる素晴らしい球体の出来るとか息子よ?」
「これ作り方合うとるとね?」
っていう雑念も、ニギニギして砂ばかける、ていう単純作業によって次第に消えていって、純粋に泥だんご作りそのものば楽しめるようになってきたとさね。
「あ~なんか楽しか!」
集中したら時間の経つとも早かもんで、1時間半はニギニギ砂かけばしよったことになるとよ。
夕方になってしもうてね。
カミさんにうるさく言われたらアレやけん、なんとか息子ば接得して家に帰ることにしたとばい。 もちろん泥だんごと砂も持ち帰ったとよ。
こうなりゃキチンと作ってみよう、っていうことで日本泥だんご協会さん で詳しい作り方ば見てみたらね、
「ん?んー??」
もっかい最初から作ったほうが良かかもね(笑)。 でもコレは、親子初の泥だんご共同製作やけん、引き続きこのまま作ってみることにしてみようか。