洗濯機P5問題
我が家洗濯機は役立たずである。
子供が増えると同時に増大していく洗濯物の山を克服するため、2年前に洗濯容量9.0kgの某社製全自動洗濯機を購入したのだ。
これまでよりも一気に2キロも洗濯容量が増え、喜んだオイは据付後早速大量の洗濯物を放り込み、洗剤をぶちまけて「洗う」ボタンを押した。
うーわくわくする。 まだ洗濯物は仕上がらんのかな・・・。
「ピーピーピー」と音がした。 洗濯が済んだのか。
洗濯機を開けて中を覗くと、まだびしょぬれの洗濯物が中に入っていた。 脱水ができていないようだ。 洗濯機の表示窓を見ると「P5」の文字。 わけわからんぞ。
どのボタンを押してみても洗濯機はウントモスントモ言わない。 気を取り直して一からやりなおしてみる。 今度は洗濯成功!
とういうように、購入したその日から「P5」問題に頭を悩ませてきた。 説明書をみてみると、エラー表示の項目があり「U4」ならば洗濯物がかたよっているので脱水できない場合だとか「U3」だったら洗濯機のフタがあいているのだとかいうことが書いてある。
しかしどこにもP5が一体何なのかが記されていないのだ。 ん、何々、下のほうになんか書いてあるぞ。 上記以外のエラーの場合は、「修理が必要です。 販売店にご連絡ください。」だと。 マジで。 買ったその日に修理が必要ってか!
腹も立ったが修理にだしてしまうと洗濯ができなくなるし、メンドクサイしで、そのまま使い続けた。 10回に1回の割合でP5のお知らせが表示される。 そうなると、一から洗濯のやりなおしだ。
という生活を2年間続けてきた。 最近、やけにP5が頻出するようになった。 もう寿命なのか(もうってゆうかそもそも)。 カミさんはP5とうまく付き合っており、操作不能状態P5から脱出する技を編み出した。
「P5エラーがでる前って、よく聞いてみるといつもと違う音がしてるんだよね。 ホラ、やっぱりP5が出た。」
動作音でP5がわかるのだ。
「P5になったら一旦フタを開けて、チョット洗濯槽を左に半回転させて・・・そして右にチョコットだけ戻す。 するとホラ、カチッと音がするでしょう。 これで復活ってワケよ。」
と自慢げに復活宣言をし、実際、洗濯機はP5から立ち直り、大急ぎで脱水作業にかかるのである。
この際カミさんはまるでマイスター、職人のように真剣な顔になる。 オイもそのP5エラー解消法を一から学びたいと思ったが、そんなヒマはないのでさすがに修理にだすことにしようっと。