長崎コロナ事情
長崎県はこれまで感染率低めで推移していたのだが寝耳に水の三菱造船香焼工場へ修繕の為停泊中のクルーズ船、コスタ・アトランチカでの4月21日、陽性発生報道に県民はザワついた。
コスタ・アトランチカの感染者数
しかも全乗組員を検査した結果、148人もの感染者が判明した。
乗組員の乗り降り
三菱造船は当初、乗組員は3月14日以降は下船していないと説明していたが、実はそれ以降も乗り降りをくり返していた事が判明。 工場の近くでは4月に入ってから乗組員が工場と市の中心部を何度も往復する姿が市民から目撃されており、当然不安の声をもらしている。
下船した際にはバスやタクシーを利用しており、下船の理由はというと、市内の病院を受診したり(何の為? 何故病院へ行こうと思った? どんな症状から病院へ?)、自国へ帰る乗組員がいて空港へ向かったりしたらしい。
今後詳しい状況を確認して速やかに公表すると三菱造船は言うが、信用しても良いのだろうか。
計3隻のコスタ社のクルーズ船
しかも。 コスタ・アトランチカの他にも2隻のクルーズ船が香焼工場には停泊中である。 中には1000人以上の乗組員がおり、2隻は修繕が目的ではなく寄港先が見つからない為香焼工場に停泊を求めた。
県はこの2隻の乗組員にも乗下船の自粛を求めてはいたが、乗り降りの状況については今の所わかっていない。
そして船同士で乗組員の移動もまれにあるという事で、事態はいよいよ分からなくなってきた。 2隻の乗組員の現在の体調等も不明。
コスタ・アトランチカのウイルスはどこから?
コスタ・アトランチカには3月中旬以降の一か月で訳40人が国外から乗船しており、90人程度が下船しているという。
その途中乗船した40人からウイルスが持ち込まれた可能性もあるかと個人的に考えるが、その40人は一体どういう交通機関を使って香焼まで入ったのだろうか? 考えると恐ろしい。
長崎市民から感染する事も考えられるが、市内で発生した陽性者は福岡在住の人ひとりだけである。 その後本件が発生するまで感染者は出ていないのでその確率は極めて低いハズ。
クラスターからの二次感染
クラスター感染が発生した場所から別の所で二次感染する事は起こりにくい、と県のサイトには記されていたが、長野県でクラスター内に居た人と会食した人への二次感染が確認されたとの報道があるから分からない。
報道に一言物申す
今回の件で長崎で劇的に感染者が増えたと報道しているメディアがあるが、それを正気で言っているのか。 感染はクルーズ船内で起こっているものであるからして、長崎県内の発生状況とは分けて記載するべきである。
この船は置いといて、県内では17例目以降数日間増えていない。
この部分に長崎県民として憤りを強く感じている。 感染者を増やして喜びたいメディアもあるのだろうか(キチンと分けて報道しているメディアもある)。
追記0426:コスタ・ネオロマンチカ長崎出港
26日11:00頃長崎港を出港した。 もう一隻についても近く出港の予定。 この2隻に今のところ感染者は無し。