チョーコー「長崎ちゃんぽんあごだしスープ」発売記念レシピ2選

長崎の誇るチョーコーさんから常備しておけば「どこでもチャンポン」が可能になるという「長崎ちゃんぽんあごだしスープ」が発売された。
これを記念して二品オリジナルレシピをこしらえ撮影を済ませたのはこの夏の事だった。
チョーコーさんらしい科学的な材料を一切用いぬ味作りは万能性があり、チャンポンだけでなくあらゆる料理に活用できる。
私がご案内させていただいた豚丼なんて、タマネギと肉を炒めたらこのスープを回しかけるだけである。
アリゴについてはまじない程度に用いたにも関わらず、キチンと味の芯が生まれて言うなれば「しょっつる的」な使い方もできる事に驚いた。
スープをそのまま舐めてみると、濃縮された旨味の中にアゴが香る。 まさしくこれは醤油だれとしても活用できる事を表しており、日々良いスープを作っているにも関わらずなかなかお客がつかなく困っているラーメン店は、このスープで一杯仕込んでみるといかがか。
タレやドレッシングの基礎に用いるというテもありだろう。
でもまずは、やはりちゃんぽんを作ってみていただきたい。 そもそも「お家でチャンポンを」となれば人はつい頑張りすぎる感がある。
ちゃんぽんなんて、目についた材料がたとえモヤシだけだったとしても、勇んで作れば良いのである。
ラードを鍋に溶かす。 パンチが欲しければ叩き潰したニンニクを炒めてからモヤシを入れる。 軽く炒まったら、鍋肌へあごだしスープをジャッとひとたらし。 いったんモヤシを端に寄せ、空き地に麺を入れて湯をヒタヒタに注ぎ、あごだしスープを回しかける。
たったこれだけである。 具がどんなに増えても同じ作り方で大丈夫。

私の場合もはや、ちゃんぽんに具など必要ないという域に達しつつある(笑)。