iPhoneからPCへ画像をコピー。でもエラー0x8007001f 「システムに接続されたデバイスが機能していません。」 が出ちゃう

iPhoneにたまった画像や動画のデータをPCに移行しようとしていた時の事。

まずiPhoneとPCをUSBケーブルでつないで早速iPhoneの中身を見る。　が、中身が表示されないではないか！

こんな時は慌てずにまず、iPhone側のロックを解除して「このコンピュータを信頼する」を押す。

するとようやく中身である「Internal Storage」続いて「DCIM（Digital Camera Images）」、そして目当てのファイルへと辿りつける。

いざコピーを！

と意気込んだは良かったが、途中で「システムに接続されたデバイスが機能していません」と表示されてコピーを完了できない。　検索すると、

様々なマユツバ的対処法がグダグダ上がってはいるものの、効果的な対処法は無し。

システムに接続されたデバイスが機能していません を解決

「超簡単で効果的な対処法はusbポートの差込口を変える事」だ。　エラーが出ている時は、PC前面にある日常使いのポートへ差して接続していた所、解決した際はPC裏面の普段空いている所を使用した。

元々アップル社の製品は、iPodにしろiPhoneにしろ、並のUSBメモリ等は難なく動作している場所とつないでも、不具合が出る事がほとんど。

わずかでも不具合のあるUSBポートにアップル社の製品をつないでも満足に動作しない

というのが私の中での不文律となっている。

解決解決。

サクサクコピーを続けようではないか、としていた矢先、今度は「巡回冗長検査エラーです」だと。

巡回冗長検査エラー

このエラー、逝った外付けHDDに象徴される見慣れたエラーではあるが、我がiPhoneは未だ顕在だ。　なんでこれが出るのだろう？

原因不明なのでひとまずこのエラーが出ない別のファイルをコピーしていた所今度は、

「セマフォがタイムアウトしました」という未知の言葉が表示されて。

セマフォがタイムアウトしました

何だよ「セマフォ」って(笑)。　もはやコピー云々はどうでもよくなって「セマフォ」という単語の事が気になって仕方がなくなった。　だが検索してみてもロクな情報がない。

そこで困った時のアップルサポートへ電話した。

純正ケーブル使ってますか？

上記の症例を伝えると、まず確認された事は、Apple純正のケーブルを使用しているかという事だった。　この事は今回頭に無かったが、確かにこれも、大きな問題解決策のひとつである事は過去に経験済みである。

なんでも市販の非純正ケーブルは充電のみに焦点を当てられたものもあるそうで、それを使うとデータのやり取りができないらしい。　純正はデータ用と充電用が一つに束ねられているものらしい。

今現在PCとつないでいるケーブル（正式名はLightning-USBケーブル）を確認してみると、白くて長さも純正っぽいが、ちょっと判断がつかない。　そこで「純正の特徴は？」と聞けば、

iPhone側の端子が綺麗に丸っぽくてシルバーで、金色の端子が並んでいます。

というので抜いてみると、まさにその端子だった。　「純正っぽいですけど」。

引き続き症状改善策を聞いてみるも、巡回冗長検査エラー、というのが何とも不可解なので、スペシャリストと電話を替わります、との事で。

スペシャリスト曰く、巡回冗長検査エラーに関しては社内にも資料が無いほど希なもので、調べるから今しばらく時間をくれ、という事だった。　待っている間ヒマなのでもう一度、純正の確認方法を聞けば、ケーブルにうっすら「Designed by Apple in California」と表記があるとの事。

凝視を続ける事2分。　たしかにその表記は見えた。　このケーブルは純正だったのだ。　しかし老眼にこの表記はかなり厳しい。

電話が来ないので時間がもったいなくて悪あがきをする事に。　まずデバイスマネージャーでドライバを削除して再導入を試す…変化無し。

繰り返していると、今度はこれまでドライバが導入されていた所でない所（ポータブルデバイス）にiPhoneが表示されるようになり、iTunesでも認識されなくなってしまうというドツボに。

検索した結果、こちらの記事通りにドライバーソフトウェアの更新をして事なきを得る。

今回の件から学んだ教訓があるとすれば、それは純正ケーブルを使う、という事だ。

純正ケーブルを使っているのに巡回冗長エラーが出る時（20/5/24追記）

見出しの件が判明した。　iPhoneで動画を撮影しそれをPCにコピーしようとした際、純正してるのにこのエラーが久しぶりに出たのでおかしいな、と精査したらアッサリ原因が判明した。

それは、スロー動画を撮影し、それをコピーしようとする際に発生するものなのだ。　通常動画はできるものの、スロー動画の時だけこれが出るからそうなのだ。

当初は原因が分からずイラッとしたが、というのもスロー動画をそもそも撮影する意図が無く、iPhone操作を誤りうっかりスロー撮影となってしまっている事に後で気づき、本件が判明した。

スローだけではないのかもしれない。

なので純正ケーブルを使っているのにこのエラーが出る方は、何か特殊な撮影をしていないかの確認をしていただくようお願いする（私がお願いしてどうする）。

スロー動画を撮影しているiPhone内をPCで確認すると、動画ファイルと同じ名前をした拡張子が「.HEIC」というファイルが収まっている。　この辺も原因となっているのかもしれない。

容量の大きいデータで同エラーが出る模様(20230227追記)

4K動画を撮影し、いざPCに接続すると同エラーが出る。