新しい翼
日課のランを一日減らして代わりにバイクを取り入れてみた。
愛車は十数年前に購入していつの間にかお蔵入りしていたCannondaleのMTBだ。 先日ひっぱり出してメンテナンスしてみたところ、なんとも快適に動作してくれたのがキッカケとなった。
当時ハマっていたダウンヒル用にカスタムしているので平地を漕ぐにはまったく適さない。 だがサドルを上げて細いタイヤを履かせると、実に使えるギアとなり。
もちろん現代のものと比べると機能的には劣るものの、スーパーVフレームはとにかく格好が良い。
もっぱら山道を登っている。
天気はどうあれ、ランニングでは到底生み出せないスピードと視界は爽快すぎる。 しばらく離れていた世界だが、再び戻ってきてよかったとまさに体感している。
「もう少しバイクの割合を増やしてもよさそうだな」と、自転車熱浮上の気配さえある。 こう書きながらすでに、新しいタブからロードバイクの物色すらはじめている。
このように新しい事をはじめるにあたり、あれこれ思案している最中がもっとも楽しいひとときだ。 しばらくこういう余暇的な時間を持てていなかったのかなといくぶん自省しながら新たしい旅は始まったのだ。
先週タイヤがパンクした。
「どうやって修理するんだったっけ」と倉庫を覗けばキチンと修理キットまで保管していた私。 おぼろげながら手を動かすと、体が覚えているんですね工程を。 簡単に修理完了となった。
となると次は、リアディレイラーの調整を、とかなんとかいじったりして、まさに充実の休暇を過ごした。
生きるって、まあ楽しいもんだ。