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2018/06/25

紀州のドン・ファン、著書から知るその生真面目さ

紀州のドン・ファン

連日メディアを沸かせている「紀州のドンファン」こと野崎幸助氏の著書『美女4000人に30億円を貢いだ男』を読んだ。 事件の真相云々はさておき、氏の人物像をもう少し詳しく知りたくなったからだ。

大変平易でウィットに富んだ文書はご本人のものなのか、はたまたゴーストライターが書いたものなのかは知らんが、一気に読ませる推進力を持っていた。

ワイドショーでさんざん語りつくされている野崎さんなので、多くの人が大体のイメージを持っているハズである。 読めばまさにその通りの事が書かれており、これといって真新しい話題は見当たらない。 ただ、身を起こしてから資産家になるまでの流れはつかめるかとは思う。

だからといって読んですぐ実践に役立つ金持ちへの道が身に付くわけでもなく、野崎さん自身に興味の無い人にとっては他愛もない内容となる事だろう。

とにかく「美女を抱きたい一心で今日まで頑張って働いてきた」というのは事実のようで、終始一貫してその思いが語られている。 鉄クズ屋からはじまり避妊具の訪問販売、金融、株式投資へと資産を増大させていった氏の根底にあるのはひたむきな努力と真面目さ、これにつきる。

金持ちになるにはつまり自分の想いを貫けという事と、目標を持つという事。 「もう年だから」等というありふれた逃げのセリフを吐かない事こそ重要だと野崎さんは読者に訴える。

株式投資についてはやみくもに一発大穴を狙うのではなく優良株に資金を投入して待つ。 弁護士は聖人君子ではなく、そろばん片手に依頼人の話を自己都合の良いように聞く商売人。

金持ちは総じてケチである。 氏自身もまたそうで、美女にお金を注ぎ込むのはそれは好きだからであり、仮に対象が骨董であったとしたならば、そこには糸目をつけずに金を使い、その他の事象に関してはじつに質素であるという生き方を貫く。

という部分が個人的には参考となった。 一刻も早い事件解明をお祈りしたい、合掌。

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