SIGMAレンズ:「D5300」@Nikon 対応案件
こちらでは「食」でなく「自然」をテーマに写真を並べてゆく。 そこで新たな表現をということで、シグマの超望遠レンズ「APO 150-500mm F5-6.3 DG OS HSM」を手に入れたのだった新古品で。
さきほど到着したのでいざニコンに取り付けたものの、オートフォーカスが反応しない…もしや故障品? カメラ上部のAF-Cの文字が明滅している。 これは本来常時点灯していなければならない。 ちなみにその他のシグマレンズを装着してみたら正常表示されている…おかしい。
早速シグマのカスタマーサービスに電話をし、その症状を伝えたところ、意外な事実が判明した。
ニコン D5300 問題
SIGMA社ニコン用交換レンズについて、ニコン製デジタル一眼レフカメラ「D5300」との組み合わせにおいて、手ブレ補正OS機構やオートフォーカスが正常に作動しない事案が発生。
それ以前に発売されたニコン機でも、ファームウェアを最新にしている場合は同様の症例が起こる。
まさに我がニコンはここに当てはまってしまったワケである。 昔使っていたAPS-Cのニコンに取り付けてみたところ、難なくオートでフォーカスする。 間違いない原因はニコンのファームウェアアップデートによるものだ。
対応策
この症状を解消するためにはレンズ側のファームウェアをアップデートする必要がある。 がしかし、この作業はユーザーには不可能なので、SIGMA社へレンズを送り、アップデート後に送り返してもらわねばならない。
だがここは流石のSIGMA。 送料着払いの宅急便で送れば、一週間程でレンズは戻ってくるのだという。 ちなみに送り先は神奈川本社ではなく、福島の工場となる。
発送先
- 株式会社シグマ カスタマーサポート「D5300 対応」係
- 〒969-3395 福島県 耶麻郡磐梯町 大字大谷 字日知坂6594
- でんわ:0242-73-2771
- 本件についての公式サイト解説
せっかく手にしたばかりなのに、お別れになるとはチと寂しいがしょうがない。
追記:アップデート完了(2018/06/07)
シグマの工場へ送ってから約1週間で無事手許にレンズは戻ってきた。 かなり厳重な梱包をしていただいているあたりは流石。
早速カメラに取り付けていくつか撮ってみると、小気味よくピタリとAFが決まる。 この当たり前の機能にすら、感謝を覚える事ができるようになっただけ、人生としては収穫だ。
ちなみにこのレンズ、手振れ補正機能がついているので重たさに耐えると手持ちでも十分撮影が可能。 ツマミを1に合わせると全方位の補正で、2にすると上下方向だけを補正してくれるというスグレモノ。