国産ワインに新ルール

長崎はたぶん、今日が今年で一番寒い。 ヒーターガンガンつけているのに指がかじかんで、キーボードが叩けない…。
一方暦の上では昨日2月4日、立春だった。 埼玉の酒造会社では新酒の出荷作業が行われたという。
酒といえば、NHKのニュースに気になる見出しが。
「日本ワイン」 表示ルール厳格に 10月から
今年の10月から、国内で作られるワインの表示ルールが大きく変わる。
新しいルール
- 国産のぶどうだけを使ったものに限って「日本ワイン」と表示できる
- 産地表示にはその地域で収穫したぶどうを85%以上使った上、同地域の醸造施設で製造することが求められる
など。
これまでは国が定めるルールはなかった。
国内の醸造施設で作られていれば、輸入したぶどうの果汁を使ったものでも「国産ワイン」と呼ばれてきた。
別の地域で収穫されたぶどうを原料に使っていても、醸造施設のある地名をブランドとして使うケースもあった。
まさに浜名湖を一日泳がせれば「浜名湖産うなぎ」となるようなものか。
新ルールでワインを増産するには、今の国産ぶどうの生産量では賄いきれないため、ぶどうの確保が課題となる。 このため大手ワインメーカーは、国内でのぶどうの栽培に乗り出している。
「アサヒビール」は北海道に4ヘクタールの農地を購入し、春からぶどうの栽培を始める予定。
キリンビール傘下の「メルシャン」は、2027年までに自社で管理するぶどう畑を今の2倍に増やす計画がある。
「サントリー」も2022年までにぶどう畑を今の2倍に増やす。
消える産地呼称ワイン
山形県で大正9年創業の老舗「タケダワイナリー」では、半世紀近くもの間愛されたワイン「蔵王スター」の販売を終了すると発表。 年間10万本を出荷していたが、新表示ルールにより「蔵王」という名称が使えなるからだ。
地元のぶどう畑だけでは必要量を確保できないため、隣接市のからも原料を取り寄せて造っていたそうで。
以上2月3日付NHK NEWS WEBより(リンクは記事がすぐ消滅する為行なっていない)
ワインも好きでよく飲むが、国産ワインの印象は個人的にはあまり良くない。 理由は、どれを飲んでみても、個性に乏しく風味が優しすぎるからだ。 今回のルールによって、世界に誇れる国産ワインの爆誕を祈る。