フル長崎弁
長男(8歳)長女(6歳)次男(4歳)次女(2歳)、この中で一番長崎弁が板についているのは次女だ。 上が多い分、物覚えが速く年の割にはマセているというか、気が利いているというか、そんなところが次女にはあるが、どうして長崎弁をこんなに多用するのだろうか。
- 皆「行ってきまーす!」
- 次女「そいじゃ行ってくるけんね!」
- 皆「このお茶冷た~」
- 次女「こんお茶バリ冷たかね」
- 皆「美味しい~」
- 次女「ウマカ~」
そりゃ我々長崎人だから、長崎弁を話すのが当たり前だが、普通子供が話せば、どこかに必ず標準語が見え隠れするものだ。 しかし彼女にはそれが一切見えない。 フル長崎弁なのだ。 兄弟たちの話す長崎弁をすべて吸収、濃縮しているような気配がある。 「年齢層高めな長崎弁」を発すことも考えると、じじばばの影響もあるのだろう。
このことから長男にズバリ「方言」というあだ名をつけられてしまったのだが、そう呼ばれると次女は顔を真っ赤にして怒るから、今では禁句となってしまった。
家族外の人にとってはこれがまた面白いらしく、小さな女の子が話すコテコテの長崎弁に引き寄せられてつい声をかけてしまった、という人がたまにいる(しかし見ず知らずの人に話しかけられると次女は黙りこくる)。
今日はお熱で今頃病院に行っていると思う。 朝から元気よく暴れていたのに「あっお熱がある」と家内に言われたとたん、急にぐったり具合悪そうにしながら「なんか熱のあるごたるね」とつぶやいた。