チラシ
今更何を言うんだと自ら突っ込むが、アマゾンはすごい。
気になる本を検索すれば一瞬で表示され、簡単な手続きで購入完了。 何日かで手元に届いてしまう。 目当ての古本を探せば「これって大丈夫なの?」と思わず心配してしまうほどの安値で見つかることがある。 リアル本屋で手当たり次第本を手に取りパラパラめくり、物色するのは時を忘れる楽しさがあるが、購入したい本が決まっている場合、ネットで買うほうが大幅に手間を省ける。
我々は今(たぶん人類の歴史上初めて)本当に知的といえる作業にだけ集中することができるようになった。
と、たしか超整理法に書いてあったと思うがまさに通りだと思う。
古本を開くと、単に古いだけで誰にも読まれた形跡のないものがあり、当時の折込チラシがはさまれていたりする。 そのチラシを見るのがまた楽しくて、目当ての本を手に入れることができた喜びに加え、微妙に得した気分になる。
先日アマゾンで購入した吉田健一の『舌鼓ところどころ』にはこんなものがはさまっていた。
- 歳末謝恩大売出し 抽選券付
- 売出し期間 52.12.1~52.12.31
34年前の大売出しだ。 なんちゅうかこう、一種のノスタルジイ。