料理ことはじめ
近頃何が楽しいかと聞かれれば、娘(6歳)との料理と答える。
この間までは、お菓子作り(ドーナツやらガトーショコラ)だけにしか興味を示さなかったものの、いつのまにかディープな料理の世界に魅了されてしまったらしい。
夕食を仕込んでいると近寄ってきて「私もやりたい!」と言う。 はじめのうちは、野菜の水洗いや鍋に材料を入れる役目、素材をかき混ぜる事などを担当してもらっていたが、それだけではすぐ事足りなくなり、ついに包丁を握ることになった。
娘は包丁を恐れる様子もなく、ニンジンやキュウリを上手に筒切りにしていくが、見ているこちらとしては不安でならない。 時折力みすぎて包丁が進みすぎてしまった時などはギクリとする。
「包丁を握っている反対側の手は、猫の手だぞ猫の手!」と何度も注意をする。 娘は少しうるさがりながら「大丈夫だって!」と答える。 しかし、馴れてきた頃が一番危ないのだ。 一瞬の気のゆるみが事故になることだってある。
先日、麻婆豆腐用の木綿豆腐をさいの目切りにしてもらっていたときのこと、包丁を豆腐へ横一文字に入れてもらっている際、つい勢いあまって包丁が豆腐からすっぽ抜けてしまいヒヤリとしてしまったことがあった。 豆腐の柔らかさと力の入れ具合がつりあっていなかったのだ。 あぶないあぶない。
しかし、こういう事を繰り返しながら腕を上げ、料理の事がもっと好きになっていくのだろう。 我慢強く見守るしかない。 これもいわゆるひとつの勉強。
昨日のクリスマスイブは、家族だけで楽しく過ごした。 用意した料理はビーフシチュー、ローストチキンが大物で、あとは子どもたちのリクエストに応じて数皿を並べた。 前日から仕込んでいたビーフシチューの材料を切るところからワインに漬け込むまでの作業は全部娘がやった。
だから完成したビーフ・シチューは、娘が作ったともいえる。 画像は最終工程のオーブンで表面を焼いては混ぜ、焼いては混ぜ、を行っているところ。 近所におすそわけできるよう、土鍋いっぱいに仕込んだ。 ワインをいつもの倍量使ったことが功を奏したのか、娘手作りのビーフシチューは絶品だった。
はじめまして、いつも楽しく拝見しております。
いつ見ても素敵なご家族ですね。
うちも今年娘が生まれたので、将来こんなふうになれたらいいなぁと妄想しております。
少し早いですが、今年もお疲れ様でした。
来年も頑張って下さい。
御子柴さんはじめまして、昨年は娘さんのお誕生おめでとうございます、あけましておめでとうございます。 いつも見てくださってありがとうございます。 本年も宜しくお願いいたします!