ゴーヤ丼
田舎の生産者直売所をのぞいたら、ゴーヤが山盛りで105円だった。 「安いっすネ」と売り場のおじさんにいうと、「旬だからね」とそっけない返事。 「こんくらい普通のこったい」という雰囲気。
旨いんだよなあ、ゴーヤチャンプルにしたり、軽く茹でて冷やし、鰹節散らして醤油回しかければつまみにもなる。 塩振ってつけものにしてみたり。 しかし安さにつられて2山買ったのがいけなかった。 とてもじゃないが食べきれない。 そしてそのままお盆をむかえ、ゴーヤの山を残して家を留守にした。
何日かすぎて野菜室でゴーヤの山をみつけたときはまいったね。 まだ残ってたんだ、って当たり前だろう使わねば残る。 たぶん悪くなっているだろうと予想しながら包みを開くと・・・まだピンピンとしたゴーヤが現れた。 ゴーヤって日持ちするものなのかしらん。
ゴーヤ8本の両端を切り捨て、その竹輪状から種をかきとり、3ミリ厚で輪切りにした。
干し貝柱のダシで煮て、鶏ひき肉を大量投入した。 薄口醤油で調整し、葛でトロミをつけた。
子供たちはゴーヤ丼にして食べた。 苦さが和らいでいるせいか、みな、おかわりをしていた。